「何かしたい」という気持ち、現実に。国際協力団体 彩祭

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一度でもカンボジアに訪れたことのある人なら、少なからずこの国の現状をみたことがあると思います。経済発展が著しい首都プノンペンや世界遺産観光を目的として外国人が多く訪れるシェムリアップ、その反面、経済が発展しているとは言い難い多くの農村。その格差は日本人の想像以上です。
そんな現実に対して「何かしたい」と活動を始めた若者が日本には多くいます。「国際協力団体 彩祭」もそのひとつ。都内の大学に通う女子学生2人がその現状を目の当たりにし、「私達にもできることはあるはずだ」と動き始めました。はじめは日本でイベントを開催し、そこで得た収益を支援に充てるという単発の企画でした。しかし、彼女らの意気込みに共感する人が輪をつくり、いつの間にか20人を超す組織となりました。
シェムリアップ中心部から車で約1時間の郊外にコークドーンという村があります。電気も水道も十分に整っているとは言い難い農村。まさに日本の学生の想像にはない暮らし。ここが彩祭の活動地域です。春夏の長期休みを利用して現地渡航を企画、調査・教育・衛生・体育と4つのプロジェクトを中心に活動を行っています。
「彩祭の衛生活動のおかげで、お腹が痛くなる人の数が減った」というような住民の声が彼らにとっての一番のご褒美。活動を続けていて良かった、もっと私達にできることはないか、とさらなる成果を求めて日々ミーティングを重ねています。
約20大学の学生がそれぞれの専門分野の知識を生かして恊働する、彩祭の活動のさらなる広がりに期待せざるを得ません。(文:望月大輔)

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Saika6 (1)国際協力団体 彩祭
Name:  長尾悠希、吉田佳祐
文:望月大輔
Mail: ayasai2010@yahoo.co.jp
FB: 国際協力団体 彩祭
Web: ayasai2010.wix.com/charity

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