ユニーク体験!本格占いをカンボジアで!

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こんにちは、インターンシップ生の宗像(むなかた)です。
みなさんは占いを信じますか?
あのアンコールワットの建造者、スールヤヴァルマン二世は信じていたようですよ。アンコールワットの第一回廊にある彫刻には、戦争の前に、戦いがうまくいくかを占っている様子が描かれています。
これは庶民にも共通しています。アンコール・トムのバイヨンにある、暮らしの様子が描かれている彫刻の中にも、占いをしている人々の様子が刻まれているのです。
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カンボジアの占いは、レリーフの中だけではありません。今でもカンボジアにはたくさん占い師がいます。せっかくなので実際の占いも試してみませんか?
でも、占いは日本とおなじでしょ?

 

いえいえ違うんです!カンボジアでの占いは、とても本格的。
ぜひ、カンボジア旅行の思い出に、ユニークな占い体験を!今回は、カンボジアの占い事情に迫ります。
カンボジアで行われている占いには、トランプ占い、手相占い、生年月日占いなどがあります。ここまでは日本とあまり変わりませんね。伝統的な占いのひとつはお寺でお坊さんに行ってもらう、生年月日占いです。
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私は、アンコール・トム内のお寺を訪問して占いを体験しました。まずはお祈りをします。そのあとお坊さんの前に座り、生年月日とその曜日、そして干支を伝えて占ってもらいます。
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このお寺には月に約200人が、運勢を知りたいとやってくるのだそうです。
やってくる人たちが一番気になるのは仕事運。それから、家族とのトラブルについてや、結婚する日はいつが良いか、などを聞きにくる人がよくいます。また、信仰が強い人は、土地や車を購入する前にも訪れるのだそうです。
占いの結果を、何をもとに言っているのか不思議に思う人もいるかもしれません。それぞれの生年月日の運勢を覚えることも彼らの修行の一環。けれども全ては覚えられないので、重要なところを中心に覚えています。また、こうだろうという推測や意見も交えて話しておられるそうです。
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ここで気になってくるのが、カンボジア人は占いを信じているの?というところ。
街で出会ったある女性は、占いを信じていて、これまでに4回、仕事について占ってもらったと話してくださいました。あるトゥクトゥクの運転手さんは、占い師の言うことなら信用できると言っていました。海外に仕事をしに行っても良いかという大きな決断を、占い師に委ねたそうです。
一方、占いを信じない人たちにも出会いました。
まずは旅行会社の男性。自分を信じ、占いは信じません。彼は、自分ではなく家族の運気を占うために一度だけ占いに行ったことがあるようです。そうすれば家族が喜ぶから…と言っていました。
ある宝石店の女性は、占いが好きではないのであまり信じません。占い好きの両親に連れられて行ったのが最初で最後。
ナイトマーケットで働く女性も、今までに行ったのは一度だけ。そのころは自分に自信がなく、占いに頼りたいと思ったそうです。今は自分や神を信じるようになり、占いには行かなくなりました。
あくまで今回のインタビューの結果ですが、たまたま占い師を見つけたから、とか、なんとなく楽しいから、という理由で占いをする人は少ないように思えました。占いは娯楽というより、大切な決断の場。だからこそ、占いを信じない人は占いに行きたくない様子でした。この点において、占いを娯楽や一種のゲームとして捉えることもある日本とは、少し違う気がします。
カンボジアの本格占い。旅行中に気軽には行きづらそう…と思った方、ご安心ください。占い自体はとても和やかな雰囲気で進みます。私を占ってくださったお坊さんもとても気さくで、次は何が聞きたい?と何度も聞いてくださいました。日本とカンボジア、両方で占ってみて、結果を比べるのも面白いかもしれませんね。

(ここのお寺ではヤシの葉占いができます)

予算:$3~$10(何も言われない場合は$5くらいを相手に渡してお礼すると良い)
時間:15分~30分
場所:遺跡内、村の民家、市場など
(占い師はいつも同じ場所にいるとは限らない為、現地を良く知る人に確認が必要)
【注意点】
・クメール語での占いが多いようなので、不安な方はガイドさんに連れて行ってもらいましょう。
・お寺で占ってもらう場合、昼の11時半~12時頃は食事の時間のため、避けたほうが良さそうです。
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