廃墟遺跡と謳われる謎多き東のアンコール

森の中に眠る巨大寺院ベン・メリア。数年前までは遺跡までの悪路のため訪れることも難しかったが、最近では定番の人気遺跡となっている。内戦時代には爆破されたという歴史もあり、その崩壊状況と遺跡から伸びる大木と根の様子から日本人旅行者の間では「天空の城ラピュタ」のモデルではないかと噂されるほどであり、その佇まいは多くの旅人の心をつかんで離さない。
ベン・メリアとは「花束の池」の意であり、アンコールワットと比べるとその規模は小さいが類似点も多く、東のアンコールワットとも呼ばれるが、寺院にまつわる碑文はほぼ残されておらず、現在でも謎多き遺跡である。寺院はクーレン山の南東にある石切り場に近く、良質な砂岩で丁寧に作り上げられ、乳海攪拌やナーガなどの彫刻、彫像の美しさにアンコール王朝時代の美意識に気づかされる。
廃墟遺跡と言われるだけあり、冒険気分も味わえるのでぜひとも訪れたい遺跡だ。

おすすめの季節
通年だが、雨季がきれい

森の中にあるベンメリアは通年緑が生い茂っているが、雨によってコケがきれいな緑色を取り戻し、遺跡全体を緑色に変える雨季がオススメ。雨が心配な場合は乾季の始まり、11月~12月が良いだろう。

旅の予算
$30~$110

一般的な旅行会社で手配する場合、ガイド、車両付きで1人$35程度。(別途、入場料$5が必要)
また、ゲストハウスなどで手配する場合、参加人数で車両代金を割り勘したりすることもあるが、車両保険などがついていないことが多く注意が必要。

旅の注意点

入場券はベンメリア寺院より手前の売り場で販売している。(チケット代$5)アンコールパスとは異なるので注意しよう。
遺跡内はわかりやすいルートになっているので、コースを外れることはまずない。一般的な観光コースの地雷は撤去されているが、遺跡周辺ではまだ地雷撤去作業が続いているため、観光ルート以外の森の中には絶対入らないこと。

*1 *2 *3 *4  *5

*1ラピュタを思わせる木の絡みついた塔。
*2崩れ落ちた石がそのままになっている。
*3天と地をつなぐナーガ。保存状態が良く細部までみることが出来る。
*4雨季になり遺跡が緑色へと色づく。
*5神々と悪魔たちが不老不死の薬を作るため、海を攪拌しているレリーフ。

 

ベンメリア寺院中央本殿マップ。観光用通に沿って観光することが出来る。

 

ベン・メリアへの行き方】
シェムリアップ市内から東方面へ約60km(片道約1.5時間)。トゥクトゥク、車のチャーターが可能。コーケーなどの遠方遺跡と併せていく場合はトゥクトゥクでの送迎は難しいため、車チャーターが良いだろう。
また、遺跡まで直接行く長距離バ スはなく、現地発の観光客向けツアーバスや運転手付車両チャーターが一般的となる。

周辺遺跡

【プレアヴィヒア】絶景の世界遺産

【プレアヴィヒア】カンボジア北部、シェムリアップから約270㎞地点、タイとの国境地であるダンレック山の山頂約570m地点に9世紀末から11世紀にかけ建造された寺院。山頂から望むカンボジアの大地は絶景!入場料10$。

 

【コーケー】頂上からの景色に感動

【コーケー】シェムリアップから約90㎞地点。10世紀初頭に作られた遺跡でその数60にも及ぶ遺跡群。7段ピラミッドや象の彫刻、直径1mに及ぶリンガ、そして遺跡に絡みつく木の根っこは必見!入場料$10!

スクリーンショット 2017-10-10 14.45.00たとえばこんな旅【ベンメリア半日コース】 
8:00 出発 → 9:30 ベンメリアに到着&観光 →建ち並ぶカンボジアの民家を見学 → 12:00 市内到着

スクリーンショット 2017-10-10 14.45.00たとえばこんな旅【ベンメリア、コーケー遺跡群、プレアヴィヒアコース】 6:00 出発 → 8:00 ベンメリア観光 → 10:00 コーケー遺跡群見学 → 13:00 プレアヴィヒア寺院山麓に到着、観光 → 15:30 シェムリアップへ → 19:30 到着