聖なる川と水中遺跡

 

プノンクーレンから北東にあたる遺跡、クバールスピアン。山間を縫うように川が静かに流れ、その川中に遺跡がひっそりと姿を表す。「川の源流」という意味があり、市内に流れ込むシェムリアップ川の源流でもある。水中にはインド神話にまつわる神々やヨニ、リンガなどがあり、アンコール王朝の美意識を感じることができる。上流までは40分ほどのトレッキングを含む。チケットのチェックポイントからは緩やかな道が、気づくと大岩などを乗り越える道もある。巨大な岩が並ぶ姿は壮観である。このトレッキングも容易なものではないので、服装や水分の確保などは怠らないようにしたい。遺跡部分に着くと、川の中に現れる再生の神・ビシュヌ神とハスの花から生まれた想像の神・ブラフマーを見ることができる。川沿いに下れば、破壊の神・シヴァと妻のウマがナンディンに乗って結婚式に向かう様子なども描かれている。途中で現れる小さな滝は魚が泳ぎ、水の流れる音だけが響き渡る。神聖な場所として古代クメール人の「わびさび」のようなものを感じることができる。

 

 

おすすめの季節
乾季の始まり

雨季の前に行くと水量が減るので遺跡がむき出しになっていることもある。逆に雨季は水が濁ることがある。遺跡までの道も状態が悪くなるので、前日の雨などにも十分注意をしたい。

旅の予算
$50~$200

個人でトゥクトゥクで行くことも可能だが、市内から1時間30分程度かかるので車の方が無難。併せてバンテアイスレイやプノンクーレンと一緒に見学することもおすすめ。クバールスピアン、バンテアイスレイはアンコールパスが必要なので事前購入の必要あり。

旅の注意点

遺跡まではトレッキングを含むので水分補給や服装などは準備万端で向かいたい。虫も多いので虫除けスプレーも持って行こう。靴はサンダルやヒールのあるものは厳禁。トレッキングに向いたシューズをお勧めしたい。地雷撤去が完了していない地域もあるので、道順以外にはむやみに歩かないこと。ガイドをつけたほうが無難。

 

 


【クバール・スピアンへの行き方
シェムリアップから北東へ約50km。しないから約1時間30分程度で駐車場に到着する。途中までの道は舗装されているので特に問題ない。駐車場に着くと奥のほうにチケットチェックポイントがある。ここから小さな橋を渡り、40分程度のトレッキングとなる。軽めのトレッキングとは思わず、きちんとした服装、シューズで向かうこと。なめていると怪我をすることもある。

周辺遺跡

【プノン・クーレン】アンコール発祥の地

【プノン・クーレン】クメール王朝発祥の地として聖なる山とされている。滝などがあり、現地の人々も遊びに来る慣れ親しまれた場所だ。入場制限時刻などがあるので注意してむかいたい。入場料20ドル。


【コーケー】彫刻に感激

【バンテアイスレイ】967年に作られたバンテアイ・スレイは女の砦の意味を持つ。燃えるような赤色をした遺跡で、彫刻などが細かく施されている。東洋のモナリザとしても有名。アンコールパスが必要。

スクリーンショット 2017-10-10 14.45.00たとえばこんな旅【クバールスピアンとバンテアイスレイ】
8:00 ホテル発→ 9:30 クバールスピアン→お弁当を食べる→ 12:00 バンテアイスレイ寺院→ 14:00 ホテル着

スクリーンショット 2017-10-10 14.45.00たとえばこんな旅【市内近郊遺跡制覇!1日じっくりコース】
7:00 ホテル発→9:00 プノンクーレン→クバールスピアン→ 12:00 お弁当を食べる→ 14:00 ベンメリア寺院→ 16:00 ロリュオス遺跡群→ 18:00 ホテル着