狭い部屋から世界の海に
1995年、阪神大震災があった年に大学を卒業した。学生時代はずっと予備校の先生として働きながら勉強をしていた。卒業後すぐに親の反対を押しきって、14歳年上の学校の先生と結婚した。まだまだ若かった。
専業主婦。幸せな日々ではあったが、同時に退屈な日々が始まった。ずっと家にいる生活は思った以上に自分には合っていなかった。夫に相談し、息抜きを兼ねて定期的に海外旅行に行くようになった。だんだん家にいるよりも海外にいる時間が長くなってきた。結婚して4年後、もっと語学を学びたいという理由で、カナダにワーキングホリデーに行った。老人ホームや、ナイアガラの滝でツアーガイドなどをしながら生活を満喫し、結局1年半滞在した。
2002年、フィリピンに住むことにした。ずっとやりたかったダイビングのインストラクター資格を取得するために、ダイビングショップでインターンシップとして働くことにしたのだ。じっくり時間をかけて資格を取得し、インストラクターとして日本人観光客に対して指導をするようになった。
ダイビングの魅力にどんどん憑りつかれていった。フィリピンからマレーシア、そしてタイなど、アジアの海で働きながら、自分が好きな海を探していった。日本で働いている夫は、もちろん置いてけぼりのままになっていた。
カンボジアにダイビングを
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カンボジア人と西洋人の社会、日本人から見た違いは
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大事なこと、そして自分の意識
この町に住んで大事だと思うのが、自分の価値観、矜持、最終目標を常に持ち続け、周りの状況や他人のせいにしてぶれさせないと言うことです。
実際、この町は他のアジアのビーチと同じく、麻薬と酒、そして女に溺れている人も多いです。大麻などが普通に手に入る町ですが、絶対にそんなものには手を出さないこと。
自分が決めたルールをきちんと守り、自分を甘やかさないようにしましょう。周りに合わせていると気づかないうちに駄目人間になっていることがあるので気を付けてください。
自分自身、当分の間はこの町で子育てをしながら、ダイビングショップとリゾート経営、そして島を借りたいという人に対して紹介するといった仕事をやっていきます。必要な情報などありましたら、是非お問い合わせください。
大橋 恭子(おおはし きょうこ)
出身: 岡山県
学歴: 岡山大学理学部卒業
職業・業種: SSIインストラクタートレーナー、PADIインストラクター、エコシーダイブ経営、リゾート経営
趣味: 読書、ダイビング、料理
カンボジア歴: 2004年より在住
ウェブサイト: www.ecoseadive.com