【プノンペン】JETRO(日本貿易振興機構)カンボジア所長 道法 清隆(どうほう きよたか)

関係する日本人

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JETRO入社と海外赴任

子供の頃からなんとなく海外で働きたいと思っていた。何をしながらというのは分からなかったが出てみたいと思っていた。

1998年、大学を卒業してJETRO(日本貿易振興機構)に入社した。東京では3年間勤務し、ODA部門で中近東、中央アジア、東欧を担当した。ナッツ、オリーブオイルやワインなどを日本の展示会に出展し、現地の食品関係、ハンディクラフト製品などの紹介を行い、日本の会社とのビジネスマッチングをする。そうやって繋がり、商品が購入されることで現地企業の対日輸出などを目指したりした。その後は、岩手に3年間赴任し、海外関連の情報提供や地場産品の海外展示会の出展などを行った。欧米の展示会に出展し、バイヤーを探し、マッチングなども行った。海外に進出を希望する企業に対して、セミナーを開催し、ミッション派遣など、その業務は多岐に亘っていった。

そろそろ海外に出ないかと言う話があった。大学で東南アジア語学科を専攻していたことが影響したかどうかは分からない。ただ、2004年からベトナム・ホーチミンに駐在することに決まった。当時、アジアの中で注目されていた国の一つであった。自分自身、もともとアジアにも興味があり、いつか行きたいと思っていた。ホーチミンでは、今まで日本国内で行っていた業務とは逆に、日本から進出してくる企業に対して情報提供を行うことがメインとなった。ベトナムに進出したい、商品を輸入・輸出したい、工場を作りたいなどといった話に対し、相談にのることが仕事であった。結局ホーチミンには4年間勤務し、その後、再び東京で2年間勤務した後、カンボジア事務所の立ち上げのために派遣されることになった。

 

 

初カンボジアはバックパッカー、そしてカンボジア着任
カンボジアと日本、感じる違い

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

 

カンボジアへ進出される方へのメッセージ

皆様にお会いする機会があれば、自分が知っている情報に関しては、出し惜しみせずに出来る限り伝えたいと思っています。そして、カンボジアに進出される方々、個人、企業問わずみんなに成功してもらいたいと思っています。

とは言え、こちらで行う事業などは様々ですから、それぞれの得意分野、専門性がある人に直接会って話を聞いて、カンボジアで成功をおさめてほしいです。その際は、一方的に日本だけが儲けたりするシステムではなく、日本とカンボジアの双方がウィンウィンとなる関係のビジネスをやっていただければ嬉しく思います。それがカンボジアの人達や政府が外国企業の進出に望んでいる姿だと思いますので。その際に、自分も役に立てれば、それが自分の幸せでもあります。

 


 

道法 清隆 (どうほう きよたか) 

出身: 神奈川県

学歴: 東京外国語大学外国語学部東南アジア語学科

職業・業種: JETRO(日本貿易振興機構)カンボジア所長

趣味: スポーツ、読書

カンボジア歴:1997年初訪問、2010年3月より滞在、現在日本在住

ウェブサイト: http://www.jetro.go.jp/

 

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