【プノンペン】プロサッカー選手、グローバルフットボールソリア代表取締役社長 太田 敬人(おおた たかひと)

関係する日本人

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日本時代

小学校2年生の頃、Jリーグが始まった。自分の好きなサッカーが仕事になり、それでご飯が食べられるという事が分かった。その頃から、プロサッカー選手になると決めていた。

高校を卒業し、2年間、サッカーの専門学校に通った。とにかくサッカーに夢中だった。プロになる前はどうやったらプロになれるかそればかりを考えていた。日本は選手の平均レベルが高く、仕事としてそれだけで食べていけるのは本当に一握りの者だけだった。しかし、アジアだと選手としてやっていける者も多いと聞いていた。卒業し、地域リーグに属し毎晩練習をした。いつか海外に出るために、昼は仕事をしてお金を貯めるようにした。

2009年、シンガポールにプロテストに行った。シンガポールには他国でプロをやっていた者が大勢受けに来る。そのためレベルが高く、そこで選ばれるのは難しい。結果は不合格であったが、手応えを感じた。再び日本の社会人チームに戻り、翌年もチャレンジした。そこでタイのプロチームと言う選択肢があることを聞き、受けてみると、3部リーグに合格した。

翌年、タイでプロサッカー選手となった。国により異なるが、サッカーはリーグ単位の契約となり、タイの場合は約1年の契約であった。タイには日本人選手は30人程いた。日本代表からステップアップしてヨーロッパで活躍する選手はごく稀で、ピークを過ぎた選手はどこかのサッカークラブのコーチとして働いたり、全く違う仕事を探したりしなければならない。それでも選手として活躍したい場合は、アジアのチームに流れてきたりするため、Jリーグでのピークを過ぎた選手もいた。(サッカーだけでなくスポーツ界全体の流れである)

プロになり、プロとしてどうしたら有名になれるかを考えた。どこかの国の1部リーグで活躍しない限り、その国からも日本からも評価されない。それならば、今まで日本人プロ選手がいなかったカンボジアを考えた。タイでの契約が終わり、カンボジアで一番強いチームと契約した。カンボジアで初の日本人サッカープレイヤーとなった。

2011年、カンボジアリーグで優勝し、カンボジアサッカー界でも認知されるようになっていた。翌年、別チームに移籍し4位に、そして2013年度は7位。現在は、また新しいチームで頑張っている。

今後の目標として、まずはカンボジアリーグで優勝し、アジア大会など、カンボジア以外の国際大会にも出場し、結果を残したいと思っている。活躍することで、今まで応援してくれていた方々にも喜んでもらいたいと思っている。

 

カンボジアに。海外での外国人選手枠での契約
サッカー選手として以外の活動   

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

カンボジアでの出会い。自分の挑戦

カンボジアで様々な人たちと出会いました。それも全てサッカーが繋げてくれました。

カンボジアは活気があり、カンボジア人は前を向いて生きています。ポジティブで、思い切りが良く、これから伸びていく国です。

自分自身、選手としても、会社としてもまだまだ成長中で成功したとは思っていないですが、やりたいことを仕事としてやっているので、24時間、選手や会社のことを考えていても、苦には感じていません。今後も頑張っていきます。

カンボジアに来たことがない方は、百聞は一見にしかずです。一度カンボジアに足を運んでみてください。

 


 

 

太田 敬人 (おおた たかひと)

出身: 富山県富山市

学歴: 富山県立水橋高等学校卒業、大原スポーツ公務員専門学校卒業

職業・業種: プロサッカー選手。GLOBAL FOOTBALL SORIYA CO.,LTD. 代表取締役社長

座右の銘: 為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

趣味: カラオケ

カンボジア歴: 2011年5月より在住

ウェブサイト: http://blog.livedoor.jp/taka_0529/

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