【みーすけ日記】Vol.63 一つの意識から始まる大きな意識。

みーすけ日記

スオスダイ!みーすけです。

 

先日シェムリアップでちょっと話題のお掃除のお手伝いに行ってきました。
彼、たかはし ひろかずさん。

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たかはしさんはFresh Fruit Factoryと言うシェーブアイス(かき氷)を中心とした甘味から、変わり種のフルーツパスタなども提供しているお店のオーナー。

自分のお店のあるタプール通りを綺麗にする活動を行っています。

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最初は一人で始めた掃除。
毎日お店の前を掃除しているとあることに気づきます。

タプール通りがゴミで溢れている。

お店の前を掃除するなら誰でもやっていること。でも、そのお店に来る人が来る時も帰る時もそのゴミを見ていったら・・・・。

そう考えた たかはしさんは、通りを綺麗にすることを目指します。
箒とちりとりを武器のように構えてゴミに立ち向かいます。

最初は一人で始めたこと。

毎日毎日、1日も休まず掃除を続けます。

彼の姿を見て、だんだんと人が集まり始めました。
それは日本人だけでなく、カンボジア人も。

カンボジアにはかなりゴミが投棄されています。それを回収するガイヤと言うゴミ収集車もあります。ですが、やはりガイヤも一つ一つゴミを回収しているわけではなく、契約している箇所のゴミ回収しか行いません。

そのゴミ回収場所以外で捨てられたゴミは、塵も積もれば山となる状態。結果ゴミは溢れます。それを回収する人はいません。

それらを手作業で一つ一つ回収し、ゴミ袋に入れて、収集車に持って行ってもらえる状態にする。

やがて彼の周りにたくさんの手伝いがやってきます。いつも馴染みの人、同じ通りの人、カンボジアの小さな子供達。様々な人がゴミに対する意識をし始めました。

彼はこの行動に名前をつけます。

PICK UP THE FUTURE

100年後の未来のために、ゴミを拾う。

ゴミの中にはたくさんの種類があり、カンボジアの問題が多く垣間見えます。それらも含めて解決していかなければ。

100年後のタプール通り。この道から始まる未来も多くあるはず。

 

この日は小さなお子様もゴミ拾いの手伝いに来てくれました。

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ゴミを意識すること。それはゴミを拾うことでなく、ゴミを拾わなくていい環境を作ること。

「ゴミを捨てる」という行為を深く考えたことはあるだろうか。
ゴミはどのように始まり、どのように最後を迎えるのか。
ゴミがゴミになる瞬間はどの瞬間なのだろう。

意識を共有することで、未来が見えてくることもある。

その意識づけが大事だと、たかはしさんは動きます。
まずは自分で行動を示さなければ。

彼が毎日掃除を続ける意味は、どこまで広がることができるのだろうか。

 

ゴミを手放す瞬間。そのゴミの責任は自分から離れるわけじゃない。
掃除に参加した後、ふと自分から出たゴミに疑問を持ちました。

私たちできることは「意識」をすることなんだろうと。

 

ゴミ拾いは毎朝8時30分より開催されています。
ご興味のある方はFresh Fruit Factoryまで。

http://www.fruitcambodia.com/

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