お買い物ついでに地域貢献、してみませんか?
ーどのくらいカンボジアに住んでいるんですか?
9年くらいですね。
ーかなり長いんですね!シェムリアップで現在どんなお仕事をされているんですか?
カンボジアに住む身体障がい者の生活を良くするために、彼ら・彼女らが作るアクセサリーや服を販売するお店を経営しています。私たちは”フェアトレード”という仕組みを採用していて売り上げの70%を製作者に送り、残りの30%をここで働くスタッフの給料やここでの生活費にあてています。ほぼボランティアみたいなものです。
ー僕もフェアトレードは素晴らしい取り組みだと思います。カンボジアに来る前はどんなお仕事を?
韓国のとある大学で13年間、心理学と英語を教えていました。教師として仕事をする傍ら、”コントラクトブリッジ”という唯一世界でルールが統一されているトランプのゲームがあるんですけど、そのクラブのコーチとして働いていました。ボランティアで国際大会の運営にも携わるくらい私のすごく好きなゲームです。韓国に行く前はカナダでビジネスコンサルタントとして長い間勤務していました。
ーなるほど、ちなみになぜ”障がい者”に絞っているんですか?
私の娘が実は、障がいを持って生まれたんですよ。それほど重い症状ではないので今も元気なんですけど。韓国での仕事が終わり、たまたま友人に呼ばれてカンボジアに来たんです。初めは英語教師としてボランティアをしていました。カンボジアにその当時から田舎の農村や子どもたちを助けるプロジェクトはありましたが、障がいをもった人を助けるプロジェクトは全く無かったんですよ。そこでこの仕事を始めることにしたんです。少しでも彼ら・彼女らの助けになればいいなと思って。
ー素敵な取り組みだと思います。他にはどんなプロジェクトをされているんですか?
他には有機野菜やフルーツの農場を持っていて、障がいを持った方に作り方などを教えて自立して生活できるように支援しています。それと安全に生活できるように家を一緒に建てるということもしています。僕らが勝手に家を建てたり野菜を作るだけじゃ助けにならないんで、自分たちだけで暮らしていけるようにサポートしているところです。
ーありがとうございます。最後に一言頂いてもいいですか?
実は日本人の方々とお仕事で関わったことがあるんです。高校生なんですけど、車椅子を9つも寄付して頂きました。日本人はすごく親切なのは存じております。大人数は出来かねますが、農場でのボランティアを募集しています。1日だけでも大丈夫なので興味があればぜひ参加してみてください。
心温まるRickさんのお話、いかがでしたか?
ソクサン通り沿いにあるこちらのお店、お土産にお1ついかがですか?
地域貢献にもなりますし、かなりオススメです。
入口がこんな感じで、鞄・アクセサリー・服など何でもありますよ!
Rickさんの工房以外からも多く出品されていて、先日紹介させてもらったMadelineさんの工房のアクセサリーも販売されています!