タプロームに行こう!見どころ紹介♪

在住者記事

チョムリアップ・スオ!
みなさん、こんにちは!

 

今回ご紹介するのは…

 

 

タプローム

 

 

タプローム寺院は、1186年にジャヤヴァルマン七世によって建てられた、大乗仏教寺院です。この寺院はジャヤヴァルマン七世が、その母親に捧げるために造ったと言われています。

 

 

【一口アドバイス】

トゥクトゥクはうまく値段交渉してみんなで乗るのがおすすめです。
暑くて自然が多いところに入るので、お水、虫よけは忘れずに。
またアンコールパス売り場は新しい場所に移動したので古い売り場に行かないようご注意ください!

 

場所は、アンコールワットやアンコールトムからトゥクトゥクで10分くらいのところにあります。

 

 

さて、入り口に着いたら、早速門をくぐって中に入ります。
本殿までは木々にかこまれた涼しげな道を歩いていきます。

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その最中でシュイクンジ―と呼ばれている、昔、内戦で傷痍軍人となってしまった方々が音楽を奏でながらCDやDVDなどを販売するという光景を目にしました。

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アンコール時代の建築技術は…

さらに進むと、本殿に入る前の門では、アンコール時代の寺院に特徴的な建物の作りが見られます。この時代の寺院は、石を積み上げて造るのが一般的で、石を積み上げる際に石と石の間の接着剤や、水が隙間に入らないようにロウソクの木から取った樹液を使っていました。それを、ヤシ、砂糖、小石と混ぜて漆喰を作り、積み石の間に流し込んで接着剤として利用する、という技術が使われていました。また、には鉄を使用しないのが一般的で、何千年も壊れないで維持できるよう、削り取った石をはめて楔として使用していました。

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ロウソクの木と樹液

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石と石の間の漆喰

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さらに壁なども見てみますと。建設当時、主要材料である砂岩が足りず、本来なら砂岩が積まれるところが、代わりにラテライトと呼ばれるレンガが積まれている場所も見られました。そのため、砂岩よりも硬いラテライトでは彫刻が掘れず、壁面には何も描かれていない場所もありました。写真【上がラテライト】【下が砂岩】

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そしていよいよ、本殿の入り口が見えてきました。

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本殿への道はインド政府との協力でかなり修復作業が進んでいました。本殿の横の看板には修復前との比較写真が置かれているので是非ご覧になってください。

 

どんどんと中へ進んでいくと、これぞタプロームならではの光景が広がってきます。
回廊の屋根や石の隙間をスポンの木(日本ではガジュマルの木のような)が突き破って生えています。

 

この光景は、まるでスポンの木がタプロームを食べているような印象を受けます。

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回廊の屋根を突っ切って地面に根を伸ばしているスポンの木

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大蛇が巻き付いているように見えるスポンの木
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大蛇の頭に見える

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シャワーが流れているように見えるスポンの木

 

スポンの木、この地では、まるで生き物のようです

 

このような巨大なスポンの木に圧倒されながら進んでいくと中央室に到着。

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ここはジャヤヴァルマン七世が母親に捧げた部屋で、ここに母親の骨壺を安置していました。壁一面に穴が空いているのは、この穴の中に宝石などを埋めて光で輝くようにしていたと言われています。当時、夜などは部屋の中央にロウソクを置いて、その光で宝石を照らしていたと言われています。ジャヤヴァルマン七世はとても母親思いだったようです。

 

 

さてこの記事をご覧のみなさんは映画、「トゥームレーダー」をご存知でしょうか?2001年に公開されたこの映画は、アンジェリーナジョリー主演のアクション映画です。その中の印象的なワンシーンとして撮影に使われたのがこちらの木。

 

このスポンの木は、フランスの植民地時代に、死んだスポンの木にフランス人が新しい種を上から植えたことによって作られ、死んだスポンの木を侵食しながら根を伸ばし、このような不思議な形になっています。このように網状に見えるのはすべて根っこで、木の幹ではありません。上の方で放射状に広がっているのが幹と枝になっており、死んだ木から養分を吸い取りながら、地面に根を伸ばしています。

とても壮大で自然の生きる力を感じます。

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さて最後になりますが、その他、タプローム内の遺跡の写真です。

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テワターと言われる女神が木の間から顔を覗かせている珍しい光景

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恐竜が描かれた彫刻

ガイドさんが詳しく楽しく説明してくれました!カンボジアの現地ガイドさんも見どころのうちです~♪

 

以上がタプロームの見どころ紹介になります。いかがでしたでしょうか?みなさんも是非、人工物と自然が織りなす壮大な遺跡を訪れて、圧倒されてみるのをお勧めいたします!★

アンコールパスは値上がり予定なので是非お早めに訪れることをお勧めします!

 

オックン!
ご覧になり、ありがとうございました!

 

(write by KEITO SATO)

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