【住めばカンボジア】金田 浩之さん-後半 オヤジたちの国際貢献編（JMAS）

カンボジアは2025年地雷戦略で対人地雷０を目標にしているので見届けたいです。
【JMAS日本地雷処理を支援する会/地雷専門家】

今の仕事はどういったお仕事ですか？
地雷処理専門家として政府機関のＣＭＡＣ（地雷処理センター）と協力し、タイ国境付近の地雷・不発弾を処理しています。「まだ地雷が残っているの？」とよく聞かれます。
地雷による汚染地域の面積は約946ｋ㎡平方キロメートル（大阪の面積の約半分が地雷原です）

28年後現在【コマツの機械で処理中の地雷処理現場】

28年後現在【コマツの機械で処理中の地雷処理現場】

今の仕事での苦労話などはありますか？
苦労はありません。やらなければならない使命感の方が強いです。
敢えて言えば雨季になると現場近くの道路が海のように水が覆って、処理現場に辿り着かないことがあります。還暦間近の肉体で猛暑 の中、プロテクターを着て約３ｋｍの徒歩が少々キツクなってきたくらいです・・。３年前までは約３０ｋｇ以上の装備を着けて１００ｋｍを歩くことも全然平気だったはずが～！！　

地雷源の現場に行くまでの道。雨が降るとたどり着くまでが困難。

カンボジアでの生活はどうですか？
最初に来た時は約６か月間テント生活だったので今はちゃんとした屋根があるので最高です。
また毎晩銃声が聞こえるわけでなく、ゆるっとしたカラオケ等の爆音が気になるくらいです。

コロナ前とコロナ後で違うことはどういうところですか？
特に違いはありません。朝礼前に検温・健康チェックをするぐらいです。
地雷処理もオンラインで出来れば安全でいいのですが・・そういう訳にもいかないので必ず現場に出て処理員の作業を見て、話を聞いてやり、安全第一にやってます。

気を付けていることはありますか？
凡事徹底 – 危機管理をもって当たり前のことを当たり前にやっています。

コロナの今どのような生活をしていますか？
現場と家の行き来で、ほとんど巣籠生活です。
シェムリアップに行けなくなって部屋にいる時間が多くなったので45年ぶりにアコギギターを買って弾いています。

今後の展開はなんですか？
引き続き地雷・不発弾処理は勿論～農業関連インフラの整備～農業支援の一貫した総合的な支援活動を着実に実施していきます。

２０２５年の地雷戦略でカンボジア政府は対人地雷０を目標にしているので、見届けたいです。
その後は、故郷（北海道）に戻ってB＆Bペンションを経営しながら地雷のない安全な日本でまったり趣味を堪能することです。ヨットで太平洋横断したいな～⛵

旅人に向けてメッセージをお願いします。
アンコールワットがあるシェムリアップから約２時間、タイとの国境地帯（K5）で内戦の爪痕が残る最後の激戦地です。遺跡観光のついでにでも、日本の技術力を結集した機械（コマツ・日立建機）、安全で効果的に処理する場面を見て頂ければ幸いです。
コロナ禍でも活動していますので、お気軽にご見学＆お問い合わせください。
※ＦＢ、メールでお問い合わせください。

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≪JMASについて≫　参考動画

≪地雷撤去について≫　参考動画