プレアヴィヒア寺院

観光

カンボジアのマチュピチュともいわれる、カンボジアとタイの国境線にある標高600mほどの山頂に建つヒンドゥー寺院は、2008年に国内で第2の世界遺産として登録された。「神聖な寺院」を意味する遺跡はアンコールより前、9世紀末にヤショーバルマン1世によって建てられ、その後11世紀ごろまで増築されている。寺院は4つの階層に分かれており、7つの頭を持った巨大なナーガや乳海攪拌やビシュヌ神の彫刻がきれいに残っている。また、第1塔門は2,000リエル札の図柄にもなっている。第4遺跡には、愛国者として有名な兵隊長だった「ディーお爺さん」の祭壇があり、この像にお線香をあげると必ず願いが叶うという。寺院はプレアヴィヒアの町から110㎞の距離にあり、山頂までは4WDやバイクでアクセスできる。入場料は外国人10$。シェムリアップからの日帰りも可能だが、ゆっくり見るには寺院から25㎞にあるスラエム(Sra Em)村を拠点にすると良い。また、現在は落ち着いているが、国境問題により入場が閉鎖される場合もあるので事前に確認しておくと安心。

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