観光資源がない町での支援のありかた

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カンボジアとタイとの国境がある町、ポイペト郊外の村で子どもたちの就学支援や村の人たちの自立支援を行っています。2003年にポイペトで活動するNGOを通してそこで暮らす人たちの現状を目の当たりにし、「仕事がない」ことが、そこに暮らす人々、とりわけ社会的に弱い立場にある人たちに大きく影響していることを知りました。この町には見どころになるような観光資源はありません。大きな川もなく、農業にも適していません。結果、多くの人は隣国タイに出稼ぎに行きます。本当は家族と一緒に村で生活がしたいと思っている人がほとんどですが、家族を養っていくために行かざるを得ないのです。危険を伴う不法入国でいく場合がほとんどで、子どもたちは継続して学校に行くことは困難になります。
サンタピアップでは、就学を望む子どもたちにアクセサリーを作ってもらい、お給料を渡すという活動をしています。作り手と保護者には「学校を辞めない」「家の都合で休ませない」「勉強を一生懸命頑張る」という約束を必ず交しています。学校に通い学び続けることが、子どもたちの将来の選択肢を広げることにつながると信じ、活動しています。必要に応じて保護者にはミシンで小物を作ってもらっています。子どもたちが作ったアクセサリーはシェムリアップの雑貨店(クマエユーンなど)で販売しています。
私たちがカンボジアの人たちと活動する上で最も大切にしていることは「友だちになること」です。友だちという関係は、一方通行では成立しません。お互いに尊敬し合えて始めて成り立つ関係だと思います。どんな時もカンボジアの人たちの声に耳を傾け、意見し合える関係作りに努力を惜しまず活動していきます。
* 2006年より活動開始、2013年にNPO法人化。現在会員及び不要になったアクセサリーやビーズ募集中。2016年3月12日(土)に奈良県でチャリティーイベント開催。ご参加希望の方はメールにてお問い合わせください。

 

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特定非営利活動法人サンタピアップ
Name: 古川沙樹
Mail: info@santapiup.com
FB: santapiup
Web: santapiup.com

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