カンボジアの北西部にあり、州都はバタンバン。かつて第2の都市と言われた州都は「杖を失う」という意味で、 実在したター・ドンボン・クロニューン将軍(Preah Bat Dambang Kranhoung)の伝説にちなんだものである。
農業、特にコメ作りが盛んでカンボジアの穀倉地帯であり、精米工場なども多い。国境を接するタイへの玄関口として商業・文化の西の中心地でもある。内戦時代にはポル・ポト派の支配下にあり紛争地で開発が遅れたが、現在鉄道の復旧作業が進められておりタイの鉄道と連結される予定。
11世紀ごろの遺跡やフランス植民地時代の雰囲気を残す町並み、バンブートレイン、築100年を超える伝統的民家が立ち並ぶ村、内戦時の史跡など2~3日ゆっくり観光するとちょうどいい。近年、芸術家が好んで住む町としても知られてきた。
移動手段:プノンペンよりバスで約7時間、シェムリアップよりはバスで約4時間またはボートで(季節により変動するが) 4-8時間。