カンボジア最北の州で、州都サムラオン(Samraong)は「深い森」を意味する。
タイと国境を有する同州は地雷が多い地域なので、人々が歩いた道跡を歩くこと。特に地雷看板がない地域にも、まだ地雷が多く残っていると予測されるため注意が必要である。また、ポル・ポト派が90年代末に組織的に消滅するまで最後の拠点としたアンロンベン(Anlong Veng)があり、州都よりもこちらの方が有名である。
ポル・ポトを知るためには必見の地であり、カンボジア政府もポル・ポト派にまつわる史跡を観光資源にしようと取り組んでいる。アンロンベンを中心に、ポル・ポトの家や埋葬地(Pol Pot’s house, Pol Pot’s grave)、タ・モク参謀総長の家(Ta Mok’s house)、クメール・ルージュ兵士像(Khmer Rouge Statues)などが保存され多くの人が訪れている。
移動手段：プノンペンよりバスで約9時間、シェムリアップよりバスで約3時間。
