【クーレン山遺跡群】クバール・スピアン

Kbal Spean (114)

 

クバール・スピアンはシェムリアップ市内から北へ約50km、片道約1時間半ほどに位置し、クバール・スピアン川に沿って存在する水中遺跡地帯である。
水中遺跡群までは山の麓からさらに徒歩で約40分の足場の悪い山道を登る必要がある。そのため、体力的にかなりハードであり、服装や水分補給などきちんとした準備が必要となる。また午後3時をすぎると入山が禁止されるため午前観光が無難といえる。

遺跡群一帯は主に川底に刻まれた「1000本リンガ」「シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマーのヒンドゥー教の神々」などヒンドゥー教由来の彫刻が多いが、ウシやカエルといった動物の彫刻などもある。
また2005年には新たに「魔王ラーヴァナ」の彫刻も発見された。
中でも蛇の神アナンタの上に横たわるヴィシュヌ神とそのへそから伸びる蓮の花の上にいるブラフマー神の彫刻が有名。

1000本リンガやヒンドゥー教の神々の彫刻に囲まれた神聖な川面を流れることで川の水は清められた聖水となり、シェムリアップ川へ流れ込み、アンコール遺跡群を回った後、トンレサップ湖へと流れ込む。聖なる水がシェムリアップ全土へと注がれることでアンコール王朝をより神聖な地帯とする意図があったと思われる。

Kbal Spean (121) Kbal Spean (158) Kbal Spean (161) Kbal Spean (232)