【プノンペン】ウエダコーヒー共同代表 畠山 享(はたけやま とおる)

関係する日本人

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日本時代

子供の頃からずっと車が好きだった。その影響から高校を卒業するとトラック製造工場で働きだした。普通の製造業という事もあり、会社は年功序列制度であった。いくら頑張っても、誰かが辞めなければ上には上がれないという世界。将来の自分の姿が、目の前の中年男性の背中に重ね合わせられる。車が好きと言うだけではやっていけないと思い、5年勤務した職場を退職した。

23歳、知人の紹介を受け、印刷局に勤務することになった。紙幣のインクを作り、大蔵省に納めるという財団法人であった。特許関係のデータベース処理をする部署に配属され、特許法に触れることが多くなり、だんだんと法律に興味を持っていった。

32歳になり行政書士の事務所に転職した。そこでは外国人のビザ関係、在留資格の申請手続き業務などを主に行っていた。いろんな法律を学び、その知識を活かそうと38歳で法務コンサルタントとして独立した。

その頃知り合ったのが、現在所属する会社のオーナーであった。コンサル業務の一つとして、ベトナムに進出しようとしていた彼の業務をサポートすることになった。

 

海外リサーチ。ベトナム視察からカンボジア進出への路線変更
カフェとプノンペンのお父さん

 (こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今後のカンボジアと自分の挑戦

最近、プノンペンに日本人が増えてきていますが、カンボジアの国や人に対して、目線が上からとなっている人が多いというのが残念に感じます。たまたま日本に生まれたというだけで、他人の国に来させてもらっているのに、何か勘違いしてるんじゃないかと。

カンボジアにいて、いいなと思うことは、同じ日本人同士、年代を感じさせない交流があるという事です。日本だと年上、年下と言う年齢や会社等の肩書きがあり、世代が違う者と同じ目線で語ったり、行動を共にしたりすることはめったに出来ないと思います。自分自身、若い人から刺激を受けたり、学ぶことも多いですが、そんな若い人たちに伝えたいことは、日本と言う国だけで物事を考えるんじゃなくて、一度世界に出ることが大事じゃないかと思います。2、3年海外に出ることは時間の無駄じゃなくて、経験として将来役に立つことなので、景気が良くなくて就職難の状態で、無理に日本にしがみついて働こうとするよりは、その間に海外で経験を積んでおけばいいと思います。

 


 

 

畠山 享 (はたけやま とおる)

出身: 埼玉県

学歴: 大宮武蔵野高校卒業

職業・業種: ウエダコーヒー共同代表

趣味: 車、バイク、音楽

カンボジア歴: 2011年より在住

ウェブサイト: https://www.facebook.com/toru.hatakeyama.5

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