【シェムリアップ】ロイヤルアンコール国際病院通訳兼コーディネーター 青砥 茉由(あおと まゆ)

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英語漬けの生活から、社会に

学生時代からやりたかったことは英語に関わる仕事であった。世界には様々な言語が使用されている。でも英語が話せるようになったら違う人種の人々ともコミュニケーションがとれる。でもやっぱり世界は広いんだなと小さな教室で思った。それから、高校、大学と英語を専攻してきた。

2005年、大学生時代にスタディーツアーで初めてカンボジアに来た。もともと英語漬けの生活であった。先進国に目が向いており、カンボジアには全く興味はなかった。ただ国際連合などの国際機関での仕事もやってみたいと思っていた。彼らが実際にどんなところでどんな環境で、どんな活動をしているのか、それを自分の目で見てみたかった。ざっくりと国際協力とは何か、そういった思いで参加したのが理由であった。シェムリアップでは観光、プノンペンでは歴史・社会学習、そして、カンボジアの地方都市であるプレイヴェン州のNGOでは、日本語教育ボランティアとしてその宿舎で滞在した。トータル2週間。それほど長い滞在ではなかったが、それまで全く関心がなかった途上国に興味が沸いてきた。大きなカルチャーショックであった。良い面もあれば悪い面もある、様々な社会問題を含め、カンボジアという国自体に興味が沸いたのだ。その意識もあり、大学卒業前に、卒業旅行を兼ね、個人的に見つけたNGOに連絡し、1ヵ月間カンボジアに滞在したりした。

2007年、冠婚葬祭の会社に就職した。もともと関心があった分野ではなかった。ただそれまでに考えていた国際協力関連機関と、新聞社を受けたが落ちてしまったからだ。半年間は葬祭スタッフとして現場を研修、その後、営業企画として半年勤務した。社会人になってからも、忙しい時間の合間を縫ってはカンボジアには訪れていた。結果、再びカンボジアに行きたいという気持ちを抑えきれず、退職を決意した。

 

カンボジアでボランティア。クメール語を学ぶ日々
国際病院での通訳兼コーディネーターという仕事

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今後のチャレンジとメッセージ

将来的には自分が学んできた3つの言語(日本語、英語、クメール語)を使ったプロの通訳、もしくは翻訳家になりたいと思っています。だから今も時間があれば出来る範囲で勉強をしています。

カンボジアと日本を較べてみると、日本はクールなイメージですよね。人と人との繋がりが希薄になっていますし、みんな、いつも時間に追われていますよね。それに較べ、カンボジアは人と人との繋がりが強くて、のんびりした時間が流れています。

あと、カンボジア(特に地方部)で生きていくためには、サバイバル精神が必要です。生き抜く力が大切で、自分の知恵を使って生きなきゃいけないですが、日本は何でも準備されていますしね。そんなこともあって、こんなカンボジア全部が大好きです。

カンボジアについて、私が言えることは、自分で調べた情報が全てだと思わないこと。これはカンボジアだけに限らないことですが、別の土地を知るためには、その土地を訪れてみてください。人それぞれ感じること、思うこと、見方は全然違います。テレビや新聞、雑誌やガイドブックからの情報はざっくりとした枠組みだと思ってください。どこの国でも一年通して、日々様々なイベントがあります。その国の人々の生活習慣、文化、宗教、社会問題はその土地に住んでみないと分からないですから。本当にその土地を知りたいなら、実際に訪れて、体感してください。

 


 

 

青砥 茉由 (あおと まゆ) 

出身: 鳥取県

学歴: 大阪国際大学国際コミュニケーション学科卒業

職業・業種: ロイヤルアンコール国際病院通訳兼コーディネーター

座右の銘: 郷に入れば郷に従え

趣味: お寺巡り

カンボジア歴:2005年初訪問、2008年より在住

ウェブサイト: http://ameblo.jp/suosudai-from-cambodia/

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