【 日本 】カンボジア料理店経営こーさんのうち経営、フリースクール支援 平野 曜子(ひらの ようこ)

関係する日本人

J4_Hirano

カンボジアに

看護大学を卒業し看護師になった。人の命にかかわる仕事である。一つ一つきちんとやらなければならず、注意力と責任感が必要となる職場であった。翌年、休暇を利用し海外旅行に行くことになった。友人の希望もあり、ベトナムとカンボジアの2ヵ国周遊の旅となった。短期旅行という事もあり、3日しかカンボジアには滞在しなかったが、アンコールワットや他の遺跡に感動した。しかしそれ以上にカンボジアの人々や空気にはまってしまった。それがなんなのかははっきり分からない、ただこの国の空気が自分にピッタリ合う、そして落ち着く、ここが自分の居場所だと感じた。

看護師として働きながらもカンボジア熱は冷めずにいた。疲れた時は次のカンボジア旅行を考えながら仕事をしていた。1年に2回、休みをフルに使いカンボジアに訪れるようになっていた。

2007年、たまたま宿で知り合った孤児院スタッフからボランティアとして働いてくれないかと頼まれた。給料は出ないが、住居だけは準備してくれることとなった。カンボジアに住む口実が出来た。日本に帰国し、病院に辞表を提出した。両親はやりたいことをやりなさいと背中を押してくれた。待ちに待ったカンボジアでの生活が始まった。町から少し離れた孤児院で、昼は施設の運営補助と日本語を教えた。しかし夜は何もすることが無い生活であった。せっかくだからカンボジア料理でも覚えようか、それぐらいの意識で、日本人が経営するレストランでオーナーにお願いすると、働きながら学べることになった。

 

夫との出会い
日本帰国後、そして地方で働くカンボジア人夫の仕事
カンボジアでの支援活動

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今後の挑戦

2013年11月、待望の娘を出産し、今は3人でお店をやってます。自分たちの店を持ったことで、新しい友人なども増え、自分たちの視野も広がりました。またイベントなどがある際も、声をかけてもらえるようになり、そこからカンボジアの日本語学校への支援にも繋がったりしています。

現在は、安定して自分たちのペースで出来るようになりました。自分たちが好きなものを発信出来たり、新しい料理やお話を紹介し、そこからみんなの笑顔が見えることは自分にとっても嬉しいです。

夫と一緒に仕事ができることで自分の人生が変わり、やっと原点に戻れた気がします。機会があれば、是非レストランに遊びに来てください。そしてシェムリアップにある日本語学校にも。是非!

 


 

 

平野 曜子(ひらの ようこ)

出身: 長野県

学歴: 愛知県立看護大学卒業

職業・業種: カンボジア料理店経営、こーさんのうち支援

趣味: ウォーキングと食べ歩き

カンボジア歴: 2004年より定期的に滞在、訪問

ウェブサイト: http://korksannouchi.jimdo.com/

 

100cambodiajapanese-ad

 

 

タイトルとURLをコピーしました