【プノンペン】在カンボジア日本国大使館三等書記官 大西(森)藍 (おおにし あい)

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外交官補としてカンボジアに

2009年大学を卒業し、外務専門職員として外務省に入省した。省からは担当する言語を割り当てられるシステムとなっており、自分にはカンボジア語が割り当てられた。もともとカンボジア語をやっていた訳ではない。ただ大学在学中、海外ボランティアのサークルに入っていたことと、大学時代のゼミの先生がタイの研究者という事もあり、国際協力や東南アジアに興味を持っていた。そのため東南アジアの言語を希望すると伝えていたからであった。しかし、カンボジアは全くの想定外であり、当時、自分が抱いていたネガティブなイメージもあり連絡を受けた時には少し驚いた。

入省1年目は日本勤務であった。雑用や一般業務で夜遅くまで仕事をし、週2回半日のクメール語講習を受ける。1年後にはカンボジアに行くことが決まっていることもあり、仕事と勉強との両立は大変であった。

2010年6月、外交官補として初めてカンボジアに来た。日本で学んでいたカンボジア語をさらに磨くための研修制度として、約2年間カンボジアの大学(プノンペン大学文学部と王立行政学院)に通いながら勉強した。その期間は、一般のカンボジア人の考え方、語学、文化、生活に慣れて知るというのが大事であり、カンボジア人社会に入り込むことを最優先に考えた。

 

大使館での勤務
カンボジアライフ

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

今後のカンボジアと自分の挑戦

私自身、ここに来る前にはカンボジアのイメージとして、地雷、エイズ、貧困、あとはポルポトがありました。とにかく暗いイメージがあったので、最初は来ることを悩んだほどですが、実際到着してみるとプノンペンは発展しているし、毎日新しいレストランやお店がオープンしていて飽きないです。もちろん気をつけるべきことはたくさんありますが昔に比べると治安もずっと良くなったと聞いています。カンボジアの人達はみんな人懐っこくて親日的ですので、カンボジアに来たことの無い人が持っているイメージを変えてほしいと思っています。観光でもいいし、ビジネスでもいいし、是非一度足を運んでもらいたいと思います。

カンボジアに住みだしてから、自分の意識で少し変わったことがあります。それは細かいことを気にしなくなったことです。日本にいた時と比べ、良い意味で肩の力が抜けたと思います。その一方で、あまりに我慢のできないサービスや態度に直面すると怒りをあらわにしてしまうなど、少し怒りっぽくなったという気もします。

日本に帰国後もカンボジアの担当となることは決まっているので、長い目で見て、カンボジアの人達が日本のことをもっと好きになってもらうようにしたいと思っています。カンボジアと日本、お互いの歴史、文化、生活、考え方をよく理解した上で、日本がどういう風にカンボジアと関わっていけばいいのか、両方の言語が使えるからこそより深く考えられるという意味で、常に勉強しながら長く関わっていく事が、自分の目標というか、ライフワークと考えています。

 


 

 

大西(森) 藍 (おおにし あい) 

出身: 京都府

学歴: 同志社大学法学部政治学科卒業

職業・業種: 在カンボジア日本国大使館三等書記官

趣味: テニス

カンボジア歴: 2010年6月末より在住

ウェブサイト: http://www.kh.emb-japan.go.jp/

 

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