【プノンペン】NPO法人 メイクザヘブン・カンボジア 楠 美和 (くすのき みわ)

関係する日本人

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ブランド物好きの日本女子

短大で幼児教育を学んでいた。1997年に卒業し、幼稚園教諭を3年、その後保育士を1年、そして2001年からベビーシッターを6年間やってきた。

ブランド物が好きで、衣類や小物やバッグなど、身に着ける物は全てブランド品で固めるような生活をしていた。海外旅行というとハワイや韓国、バリ島などに行き、免税店でブランド品を買い漁ることであった。全て旅行会社で作られたパッケージツアー、空港に到着すれば日本語を話すガイドが待機しており、お洒落なプールがあるきれいなホテルに泊まり、エアコンの効いたレストランで食事し、お薦めの人気観光地までの車での観光など全てが準備されている、そんな旅行を満喫していた。

そんな時、シェムリアップの日本語学校で日本語教師をやっていた友人がブログで後任の先生の募集を始めた。自分自身、カンボジアには全く興味がなかったが、帰国した友人がイベントを開きカンボジアの映像を流していた。楽しそうだった。友人がカンボジアに文房具を届けに行くというタイミングで一緒に訪問することにした。2005年のことであった。

 

初バックパッカーでカンボジアに、そして駐在まで

NPO法人メイクザヘブンの活動

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

本当に必要な物、カンボジアに関するアドバイス

ブランド好きだった自分が言うのもなんですが、カンボジアではブランド物にあまり意味がありません。実際、実用性と価格重視で、ヴィトンやプラダの財布やカバンなどはコピー物が市場で安く売っている。そんな状態で、自分の物は本物でそれらと違うと説明したところで、むしろなんでそんなに高い物を買うのか、意味が分からないとなります。もちろん、アイフォンやパソコンなどの電子機器や、バイク、車などはっきり性能で分かる物は別ですが。そういうのを見ていると、自分達に本当に必要なのは何なんだろうなと考えさせられます。

あと、カンボジアに住んでいて思うのが、カンボジアの人達は人付き合いであまり壁を作らないということです。初対面の人でも、プライベートなことをいろいろ話すし、それほど知らない人でも、いろいろと面倒をみてくれる。そんな人に対して、親しみを込めて、お母さんって呼んだりする。だからカンボジアにはお母さんがいっぱいいる。

自分の経験から、みなさんにアドバイスできることとなると、カンボジアにこだわらず、若い人は、若いうちに海外にどんどん出た方がいいということです。色んな国を知り、色んな体験をした方がいい。そうやって視野が広がります。

そんな中で、カンボジアに来ることがあれば是非、この孤児院にも訪れてみてください。世界の子供たちの笑顔を増やすためには、まず自分たちが楽しむことからですから。

 


 

楠 美和 (くすのき みわ) 

出身: 東京都

学歴: 東京成徳短期大学 幼児教育学部卒業

職業・業種: NPO法人 MAKE THE HEAVEN CAMBODIA

座右の銘:すべては今のためにあったこと

趣味: 子供と遊ぶこと

カンボジア歴: 2005年初訪問、2007年より在住

ウェブサイト: http://maketheheaven.com/cambodia/

 

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