【シェムリアップ】カンボジア格闘技ボッカタオ留学生、カンボジアナビ運営 大崎 章弘(おおさき あきひろ)

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格闘技好きな社会人

子供の頃から、格闘技に興味を持っていた。具体的にどれという訳でもなく、格闘技全般にである。中学2年生からは3年間空手をやり、大学時代はキックボクシングをやっていた。

2009年、大学在学中に初めてカンボジアに来た。もともとアジアが好きであった。アジア特有のゆっくりした時間の流れに魅せられていたからだ。到着したカンボジアでは将来的に空手道場を開けたらいいなと漠然と思っていた。

大学を卒業し、大手製薬メーカーに就職が決まった。担当は営業、整形外科向け医療機器の販売であった。そのため、週の半分は手術に立ち会い、筋肉や神経、血管の位置などを記憶し、学会誌などにも目を通すような日々であった。

2011年、付き合っていた彼女との間に子供ができ、結婚した。もう落ちつかなきゃいけない、そう思っていた。働き出して2年半が過ぎた。仕事は嫌いではなかった。ただ収入は安定していたが、年功序列システムが強い会社という事もあり、いくら営業を頑張っても、それ以上のものが得られるわけではなかった。能力給のある別の会社への移動も考えた。実際、別の会社からも良いオファーを受けていた。会社の中で営業トップという実績もあった。そろそろ次のステージをと考え始めていた。

そんな頃に、いつかカンボジアに住みたいという、学生時代の思いが甦ってきた。インターネットでカンボジアの記事をチェックし始め、ボッカタオという伝統格闘技を見つけた。動画サイトでそれを見た瞬間、どうしても自分の心に抑制がきかなくなっていた。ネットで見つけたカンボジアに関係する様々な人々に連絡を取り、ボッカタオのグランドマスターの連絡先を探しだした。そして直接、弟子にしてほしいと頼みこんだ。回答は「YES」であった。

妻に、「会社を退職し、1ヵ月程カンボジアに行きたいと思っている」と伝えた。「10年後に言われたら止めるけど、今なら大丈夫。やるんならきっちりやってきなさい」。そう後押ししてくれた。嬉しかった。

自分の時間が回り始めた気がした。カンボジアには6ヵ月間格闘技留学をすることに決め、会社に辞表を提出した。

 

カンボジアに格闘技留学
シェムリアップでのステージ。そしてリアルファイトに

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今後のカンボジアと自分の挑戦

自分が子供の頃、なんとなく大人になったら、いや親になったら、役割が変わるというイメージありませんでしたか? でも実際自分が父親になってみて、大人ってこんなふうに自然になっていっているものなんだなと気づきました。世の中と言うか、知識と言うか、社会的責任とか、そう言ったものだけが広がっただけで、心は変わっていません。ただ自分の時間の延長線上でしかないですよね。小さい頃にはもっと遠くに感じていた「大人」という肩書きに気付けば今なっている。こんな感じで、30歳、40歳、50歳と同じようにぼんやりと、あーあ30歳になった、40歳になった、50歳になったと感じるような生き方はしたくないです。振り返って思い出した時に誇れるような生き方や選択をしていきたいです。今しかできないことは今やらなきゃいけない。歳をとってそれが出来ない状態になって後悔しないようにしたいです。

格闘家としてカンボジアで生活し、同時にカンボジアナビというポータルサイトを運営しています。全く畑違いですが、カンボジアという国が好きだから、この国の良さを伝えたくて立ち上げました。

将来的に日本に帰国しても、生涯カンボジアには関わっていきたいと思っています。本当に難しいことなのでまだまだ実践中ですが、僕自身、この国に住んでみて、シンプルに生きるということの意味が少し分かったような気がします。

是非一度カンボジアに遊びに来てみて下さい。僕は人生が変わりました。

 


 

 

大崎 章弘 (おおさき あきひろ) 

出身: 大阪府

学歴: 同志社大学商学部卒業

職業・業種: カンボジア格闘技ボッカタオ留学生、カンボジアナビ運営

座右の銘: おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり

趣味: 映画を見ながら筋トレ

カンボジア歴:2010年初訪問、2013年より滞在し、現在帰国

ウェブサイト: http://bokatorjapan.com  /  http://cambodianavi.net

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