今回はカンボジアにおけるモノ作りの現状のお話です。
今は昔、カンボジアにまだこんなに携帯電話や車がありふれていなかったころ、
各村々ではその土地にある素材を使ってカゴ編みやゴザ編み、または木彫りや機織りなどをしていました。
ここ10年でそんな暮らしは変化し、携帯電話はどんなに田舎の人でも若者なら大概
持っていて、車やバイクの数も増え、生活の質も少しづつ向上してきました。
田舎の人たちも携帯電話やテレビでかっこいい暮らしに憧れを抱き、よりよいお給料を求めて労働者として都会へ出てゆきます。手仕事は収入が不安定。ローカル同士の取引だと安い値段がつけられます。そんな要因から手仕事離れも加速していきました。
今日では、高齢となった職人たちも仕事を離れてゆくため、この先カンボジアの手仕事はどうなってしまうのか、と不安に思うことがあります。
皆さんが市場で手にするその商品は工場で大量生産されていませんか?
手仕事の製品がどうやって、工場で大量生産されたものと区別され、適切な価格で取引されるようにするか、それが今後のカンボジアの手仕事職人たちの課題であると考えます。

KIKO
カンボジアの手作り雑貨のお店「VerryBerry」の
オーナー兼デザイナートンレサップ湖の村に工房を作り、水草のバッグ
「Pavanasara」ブランドを立ち上げた。
お店はシェムリアップ・オールドマーケットのそば。
WEB: https://www.veryberrycambodia.com/
https://www.pavanasara.com/
FB:Very berry -handmade in Cambodia