【住めばカンボジア】西脇 良浩さん

初めは家族、やがて恋人、そして我が子。
観覧車を通してかけがえのない思い出を提供したい。

初めてカンボジアに来たのはいつですか?
2020年2月19日です。ベトナム空港経由で来ましたがベトナムに到着するや否やじめっとした嫌な蒸し暑さを感じたのは今でも鮮明に覚えています。カンボジアも同じような気候だろうなと乗り換え待ち時間に額に汗を滲ませながら考えていたのが既に遠い昔のようです。

カンボジアに住むことになったきっかけは?
カンボジアでの新規事業開始に伴い会社よりカンボジア出向となり赴きました。

実際に住み始めたのはいつ頃からですか?
出向により初めて来た2月19日より実際に住み始めています。

今までの仕事は何ですか?
幼少期から大学まで、私はアスリートとして水泳をしていました。 そのご縁があり、大学卒業後はシンガポールの会社で水泳指導員として働く形になりました。 それまで海外に強い関心があったわけではなかったのですが、シンガポールという多国籍文化の中での仕事は私の考えに大きな変化をもたらしました。

直近の仕事はどういったお仕事ですか?
現在と同じ会社内の支部です。台湾でアミューズメント関連の仕事をしていました。

今の仕事はどういったお仕事ですか?
東南アジア諸国連合でも最大規模となる当観覧車「ANGKOR EYE」の保守点検作業、施設から運営全般の管理まで行っています。

どうしてその仕事をやろうと思ったのですか?
個人としての入社のきっかけは、シンガポールでの経験から他の海外にも強い興味を抱くようになったこと。 そして、海外でエンターテイメントを提供しそこで暮らす人々の生活に少しだけでも豊かさを提供できることにやりがいを感じられると思ったからです。私は自ら進んで海外事業部を希望しました。

カンボジアにおいては現地で暮らす方々や観光で訪れた旅行者に素敵な時間と空間をシェムリアップから届けたい、そんな想いからスタートしています。日々のカンボジア生活において、または旅行先において、その中で遭遇した美しい景観は後に美しい思い出へと昇華され、そしてそれは人生に豊かさを与えるひとつのアクセントとなります。一人でも多くの方の記憶の中に残り続ける思い出を提供していけるようシェムリアップの地で邁進して参ります。

今の仕事での苦労話などはありますか?
昨年の3月1日にグランドオープンして以来、コロナのタイミングと被ったこともあり集客の厳しい状況が続いております。こればかりはどうしようもないのですが、それでもクメール正月、プチュンバン、水祭りとカンボジアの三大祝日はお陰様で大盛況のうち無事に終えることができました。集客における本当の意味での苦労は、コロナの終息が見えてきた頃からになるのではないでしょうか。

上記とは別に苦労している点はあります。
それは観覧車自体がカンボジア国内で普及しているものではないため、専門の知識を持つ人材がいないだけでなく、各パーツやメンテナンスに使うアイテムもカンボジア国内での調達が難しい点にあります。オープン以前/以後ほぼすべての面において手探りでその点は乗り越えてきたような感触です。

目立つ施設であること且、話題性もあるため、万が一にも周囲から見て危険だと判断される要因、要素を露呈してしまった場合、瞬く間に情報は拡散され信用信頼を大きく失うことに直結します。常に人的要因、物的要因による事故を確実に防いでいかなくてはなりません。また、メンテナンス周りだけではなく、未然に防げる問題やリスク管理のため、スタッフ教育にも力を注ぎ今後も徹底していく次第です。
これらを踏まえ日常業務の中に常に緊張感を保持したまま確認作業を行っていく必要があります。

48台のゴンドラを1台づつ点検します。
こちらの階段を登り中央部分の点検に入ります。
腰には命綱をつけています。

カンボジアでの生活はどうですか?
貧困、後進的、ボランティア…..特段の関心を抱くことなくただ日本のメディアから流れてくるカンボジアの情報を聞き流している限りではこのようなイメージを抱く人も少なくないかと思います。私はそうでした。
しかし、実際には観光地やパブストリートなど想像以上の賑わいがあることを目の当たりにし考えが変わりました。また、そこで生活する人々も国の貧しさをまったく感じさせない程のバイタリティを持っています。国民性も大らかで気さくな人が多く、住み心地の良さを実感してます。ただし、一年以上住んで未だに慣れないクメール料理は多々あります。

コロナ前とコロナ後で違うことは何ですか?
私がカンボジアで生活を始めた頃、既に世界中でコロナの感染が蔓延し始めていました。コロナがもたらした計り知れない観光業への影響を観光地であるシェムリアップの中でまざまざと見せ付けられ大きな衝撃を受けました。
コロナがこれからどのような形をもって終息となるのかは分かりません。それでも灯りの見えないトンネルの中をひたすらに進むしかない現状、常に変化する情勢やニーズに合わせた業態変化が企業として求められています。

これからを生き抜くために、WithコロナであれAfterコロナであれ、今まで以上に想像力を働かせた取り組みを余儀なくされます。シェムリアップという狭いコミュニティーの中、これからは今まで以上に互いに協力し合うことが大切だと個人的に考えています。これから訪れる未知の境遇を乗り切れるよう、土台作りになるような取り組みを新参者であるが故、人脈作り中心に行っていけたらと考えております。

コロナの状況で気を付けていることは?
自ら進んで人の集まる場所に行かない、避けるようにしています。
また政府主導の指示であってもそこに安全性の保障はなく、あらゆる性質の情報に対しても疑ってかかる必要があります。
大きな流れに身を任せず、正しい判断を自分の意思で選択できるよう心がけています。

コロナの今どのような生活をしていますか?
現在、ANGKOR EYEはコロナのため休業中となっております。再開はカンボジアのコロナの状況次第、としか言いようがありません。しかし、ほぼ毎日出勤し施設の点検作業は継続しております。再開するその日からまたお客様を安全にお迎えできるよう、入念に点検しています。

今後の展開はなんですか?
元々、世界遺産アンコールワットが近くにあるため高層建築がなかったシェムリアップにおいて、当観覧車の完成は現地の景観を大きく変化させるものとなりました。当然、昔からこの土地に愛着のある方に限らず、当施設に対してマイナスのイメージを抱える方が少なくないのも知っております。

我々が理想とするのは、長年にわたり人々から愛してもらえる運営です。家族に連れられ初めて搭乗し、やがて恋人と一緒に搭乗し、そして我が子と一緒に搭乗する。そんな掛け替えのない素敵な思い出を、観覧車を通して提供できたならばこれほどまでに幸せなことはありません。

そのためにもまずは時間をかけて、多くの方から信用信頼を得なくてはなりません。無事故を徹底し、素敵な空間を提供し続け、少しずつ現地の方たちの中に「ANGKOR EYE」を浸透させていけるようにしたいです。

そしていつしかシェムリアップのANGKOR EYEと誰もが親しみを込めて呼べるようになることを心から願っております。

旅人に向けてメッセージをお願いします。
先進国では立ち並ぶ高層ビルがどうしても視界に入りますが、ここシェムリアップでは高層建築物がありません。他の観覧車にはない一番の魅力はどこまでも広がる地平線を一望できるところにあります。観覧車に乗ったことのないカンボジア人はもちろんのこと、既に他の様々な場所で観覧車に乗ったことのある方でも新たな感動を覚えることでしょう。ちなみに私のおすすめは、夕暮れ時です。広大な地平線に太陽の沈む瞬間。それは最早ここでは形容し難い程の絶景です。
シェムリアップにお越しの際は、是非安心安全の当観覧車「ANGKOR EYE」にご搭乗ください。

【美しい景観は美しい思い出へと昇華されます。】

広大な地平線に太陽の沈む瞬間。それは最早ここでは形容し難い程の絶景です。
夕陽の中のアンコールアイ。カンボジアと日本の国旗が映し出されています。

Name:西脇 良浩 Yoshihiro Nishiwaki
Born: 群馬県 渋川市
Age: 31 Birthday: 1989年11月4日
Work:ANGKOR EYE ANGKOR EYE の管理
Assistant General Manager
趣味:水泳、釣り、読書
座右の銘:真摯であること
Tel:096 768 0709
Mail:y-nishiwaki@cq-amenic.co.jp
Webhttps://angkoreye.com/
FBangkoreye
Instagram:angkoreye
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コーエィ株式会社
https://www.koei-corp.jp/
株式会社シーキューアメニック
http://www.cq-amenic.co.jp/
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アンコールアイ入場料
カンボジア人:$5 / 外国人:$12
子ども:$2.5 ※3~12才

観覧車中央部分を点検し、急な階段から降りてきた西脇さん