【住めばカンボジア】西澤 充晴さん

住めばカンボジア

最高なホステルを作るため、挑戦と改善の日々です

初めてカンボジアに来たのはいつですか?
2014年9月です。プノンペン、シェムリアップ、シハヌークビルを1週間でまわりました。

カンボジアに住むことになったきっかけは?
小さい頃アメリカに数年いたこともあり、日本とは違う環境にいることが新鮮で楽しく海外を身近に感じました。
いずれ海外で働きたいと考えていましたが、大学卒業後は日本国内の企業に就職しました。
日本で働く中、海外に出て仕事をしてみたいという思いが次第に強くなっていた2014年、兄がカンボジアでホステルの経営を始めていたので休暇を取ってカンボジアに訪れ、今後大きな成長をするであろうポテンシャルのあるカンボジアと世界中のゲストに最高の思い出と出会いを提供できるホステルのビジネスに惹かれ、日本での仕事を辞めて住むことを決めました。

実際に住み始めたのはいつ頃からですか?
2015年1月です。

前の仕事はどういったお仕事ですか?
大手通信会社の営業の仕事をしていました。

今の仕事はどういったお仕事ですか?
Onederz Siem Reapのマネジャーとして働いています。
※Onederzグループは現在カンボジアで5店舗運営してます。

通常のホステル運営の仕事に加え、お客様により喜んで頂けるような新サービスの企画やカンボジアにあるグループ店舗にも展開可能なサービス、改善策の提案、実施なども担っております。
企画例としては、ムービーナイトを毎日開催、プール・パーティ、サイクリングツアー、クメール語教室、カンボジアのハーブを使ったカクテル教室などです。
お客様同士が自然と交流でき、ここでの滞在がより印象に残るようなホステルを目指しています。

どうしてその仕事をやろうと思ったのですか?
人を喜ばせることが好きだったことと何か新しいことをしたいという気持ちが強く、世界中から来るお客様におもてなしをするホステルの仕事は自分にとっては非常に魅力的でした。
【お客様の期待を超える体験を提供する】というOnederz Hostelのビジョンにも共感し、自分自身もワクワクするようなホステルを一緒に作ってみたいと思いました。

Onederz (ワンダーズ)という名前の由来は、英語の wonderから来ています。
wonder = 疑問や不思議に思うことを中心に置き、ワンを数字のOneに置き換え、ズはアルファベット最後のz。
造語なのですが、疑問や不思議に思うことに対し、いろんなやり方で、最初から最後まで考えだしやり遂げるということ。

自分自身はもともと旅行者ではなかったので、ホステル業に対してのイメージが全くなく、まさしくワンダーだらけでした。
そんな何も知らないまっさらな状態で入れたのが、既存のホステル像に捉われず逆に良かったと思っています。

今の仕事での苦労話などはありますか?
一番の苦労は日本人としてはスタンダードな考えが、カンボジア人や欧米人にとっては異なることがあり、それによって自分が期待したものと異なる結果になることです。
例えば、カンボジア人スタッフには、自分の意図と異なる受け取り方をされないよう一人一人に対して話し方や伝え方をより慎重にしなければなりません。
仕事・時間・規則に対しての捉え方にも相違があり、これをただ言葉で言うのではわかってもらえません。
なぜそれが必要なのか。時間であればなぜ遅れてはいけないのか。1つ1つ状況を説明しながらなぜ困るのかを理解してもらい、実行できるまでスタッフたちと向かい合います。
また欧米人のお客様は曖昧な説明ではなく具体的に説明しないと後々のトラブルになりがちです。
うまくいかないことや失敗も多々ありましたが、その多くの経験を経て、相手のバックグラウンドを理解しながら対応できるようになってきていると思います。

カンボジアでの生活はどうですか?
いまだに暑さには慣れませんが、カンボジア料理も美味しく、カンボジア人もとても優しいので楽しく生活できています。
ただカンボジア国内で訪れていない場所がたくさんあるので、落ち着いた時に見て回りたいと思います。

旅人に向けてメッセージをお願いします。
Onederzでは旅の思い出を特別なものにするためのたくさんの仕掛けを用意しています。
未知の人たち、未知の場所との出会い、想像以上の感動を提供したいと思っています。
シェムリアップを訪れるときは是非ワンダーズをご利用ください。

※飲食部門の改善に取り組み中

コロナ前とコロナ後で違うことは何ですか?
コロナ前は大多数のお客様が海外の旅行者でしたが、コロナ後はカンボジア人や在住外国人のお客様が中心になりました。
特にカンボジア人のお客様が求めるものは海外の旅行者とは異なるので、従来とは異なる取り組みもしております。シェムリアップ在住の方もOnederzのプールを利用しに来るようになり、コロナ前よりも地元のコミュニティに根付くようになったと思います。

コロナ禍の中、営業を中止せずに続けていた一番の理由は何ですか?
スタッフたちの雇用を守るためです。
すべてのスタッフ(シェムリアップだけで60名ほど)の雇用は守ることはできませんでしたが、今でもワークシェアリングという形で続けられるスタッフには続けてもらっています。

コロナの状況で気を付けていることは?
自分と周りのスタッフの体調管理には以前よりも気をつけるようになりました。
自粛期間が続くことで知らず知らずのうちに心も疲れてしまうことがあるので、体だけではなく心のケアもできるように、リラックスできる時間を以前よりも取るようにしています。

コロナの今どのような生活をしていますか?
コロナ前に飼い始めた猫が3匹いるのですが、気軽に遠出ができなくなった分、以前より猫たちと触れ合う時間が増えた生活になりました。
また、フードのデリバリーサービスがコロナ後に充実してきたので、これまで行ったことがないレストランの料理を試してみるのも今の生活の楽しみです。

今後の展開はなんですか?
旅行者が戻ってきた際に、コロナ前よりもお客様に喜んでいただけるように改善活動を続けています。
特に力を入れているのが飲食部門の強化で、メニュー数をかなり増やし充実させました。
他にも、スタッフ一人一人の生産性を上げるために、担当する業務や責任の見直しも行なっており、徐々に成果が出ています。
また、今までは旅行者に対してのサービスが中心でしたが、今は在住の方に対してアプローチを展開しています。
ホステルの在り方も日々進化していて、私たちも日々前進していかないと生き残れません。ホステルの可能性は未知数です。
依然として厳しい状況ではありますが、だからこそこれまで出来なかったことに取り組む良い機会だと思うので、今後につながるような改善を、情熱を持って積み重ねていきたいと思います。

SNSでホステルの様子などをアップしているので、是非確認してみてください。
シェムリアップに在住の方もホステルのプールやレストランをお手頃なお値段でご利用いただけるので、ご来店をお待ちしております!

※コロナ禍の中施工ができるのは逆に今しかないと思い、レストラン拡大とプールを作りました。
西澤さんの視線の先には、新しいワクワクへの挑戦が見えています。

Name:西澤 充晴
Mitsuharu Nishizawa
Born: 石川県 金沢市
Age: 30
Birhday:1990年10月3日
Work:Onederz Siem Reap
ホステル業 マネージャー
趣味:野球観戦
楽天イーグルスの熱狂的なファン
座右の銘:勇往邁進
Tel:097 211 7100 / 063 963 525
Mail:onederzsiemreap@gmail.com
Webhttps://onederz.com
FBonederz
Instagram:onederzsiemreap
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