【住めばカンボジア】原辺 允輝さん

住めばカンボジア

シェムリアップを遺跡だけでなく サッカー都市にしたいです
〈 アンコールタイガーFC・トレーナー 〉

初めてカンボジアに来たのはいつですか?
2018年9月末です。

カンボジアに住むことになったきっかけは?
カンボジアプロサッカー1部リーグのアンコールタイガーFC〈 Angkor Tigar FC 〉とのトレーナー契約のためです。(2019年シーズンからの契約)

実際に住み始めたのはいつ頃からですか?
初めて来た2018年9月末からです。今年で3シーズン目になります。

前の仕事はどういったお仕事ですか?
2018年医療大学を卒業後すぐアメリカに渡り、サッカートレーナーのインターンをしました。
カジノで有名なラスベガスで過ごしたのですが意外にもスポーツが有名で、アイスホッケー、バスケ、野球、サッカーなどのスポーツ全般が集まっています。
日本ではフリーランスの鍼灸師・スポーツトレーナーとして、一般の方からアスリートの方たちまで幅広く仕事させていただきました。
プロゲーマーの眼精疲労に特化した施術をしていたこともあります。
海外で働くことを目標としていたので、チャンスがあればすぐに動けるようにしていました。

今の仕事はどういったお仕事ですか?
アンコールタイガーFCの 選手たちの、体調管理、怪我の予防処置、リハビリテーション、身体能力を高める筋トレの指導をしています。
練習時は、怪我予防のためのテーピングを巻きやエクササイズの指導。
練習後は、選手のアイシング用の氷を作ったり選手のストレッチ、マッサージ、鍼。
試合中でも選手が倒れたときはピッチに入って応急処置をします。

どうしてその仕事をやろうと思ったのですか?
学生の頃からの夢で、海外のスポーツ現場で働いて世界で挑戦していきたかったからです。
大学3年生の終わりに初めての海外個人旅行で「パラオ共和国」へ行きました。
そこでJICAの方にご協力いただき、現地の人たちと野球をしたり、パラオオリンピック委員会の方と交流したりと、海外での可能性にすごく魅了されました。
今の自分の「出来ること」と「出来ないこと」を相手に伝えれば仕事させてもらえる、パラオでそれを実感して、大学卒業後は海外で挑戦しようと決意しました。
大学では鍼灸とスポーツに関する身体のことを専門に勉強していたので、この知識・経験を活かせるトレーナーという職業を志しました。

今の仕事での苦労話などはありますか?
シェムリアップには大きな病院がなく、選手の精密検査(MRI)が必要な場合は、片道6時間かけて首都のプノンペンまで行かないといけません。また選手の膝の手術となるとベトナムかタイで行わなければならないのも大変です。
そのたび自分も選手に同行し怪我の様子を把握し回復に努めます。

ピッチに入り試合中に倒れた選手の応急処置をする

膝の靭帯を負傷している選手のリハビリの様子

カンボジアでの生活はどうですか?
少しくらいの不便はありますが楽しく暮らしています。
生活で必要な物もそれなりにシェムリアップで手に入りますし、首都プノンペンにはイオンモールが2つもあります。停電や断水がたまにあるのも、カンボジアならではかもしれません。

また、今の季節はマンゴーをたくさん譲ってもらえます。アパートの大家さんや仕事でオフィスに行った時にもいただきました。毎日必ず家にマンゴーがある状況が2ヶ月ほど続いています。

コロナの状況で気を付けていることは?
観光客が激減し数えられないくらいのホテルが倒産または休業。そしてロックダウン、夜間外出禁止令やアルコール販売禁止など、日本では経験できないことの連続です。
またシェムリアップの町全体で道路工事が始まりました。今までの道路を綺麗にしたり、新しい大きな道路を作ったり。その反面砂埃りがひどく外出する時はコロナ対策としてだけでなくマスク必須です。もちろんコロナ対策としても外出時にはマスクが必須です。

コロナでどのような影響を受けてますか?
カンボジアサッカーリーグは、コロナのクラスター感染を防ぐため無観客試合が続いています。
ロックダウンや人が集まりが規制されると、試合だけではなく、チームでの練習もできなくなります。
またチーム関係者の一人でも陽性者が出ると、チーム全体が隔離され2週間は何もできません。
カンボジアの各州で試合が行われるため、州間移動の禁止令が出るたび振替となり、試合と試合の間が詰まっていきます。そのため各チームごとの試合数にバラつきが生じている状況です。コロナでの影響をかなり受けています。

コロナの今どのような生活をしていますか?
すごく規則正しい生活になりました。朝は6時頃に起きて夜は22時半頃に寝る。また、カンボジアに来てから趣味で筋トレやゴルフを始めたりと、充実した生活を送っています。

今後の展開はなんですか?
今所属しているアンコールタイガー FC で優勝することです。そしてアジアで優勝、世界で1番のサッカークラブになります。そのためにも、より自分の知識経験をクラブに還元するように精進していきます。
そしてシェムリアップを、遺跡だけでなくサッカーの都市にしたいです。朝観光して、夜からはサッカー観戦・・・こんなツアーが実現することを想像するだけでもワクワクします。

旅人に向けてメッセージをお願いします。
今シェムリアップでは、大きな新空港の建設、道路拡張工事や塗装工事など、街中全体で大改修を行っています。
旅人の皆さんがシェムリアップに戻る頃には、おそらく違う雰囲気の街並みになっていると思います。
その時には、カンボジアサッカーの観戦にも来てください。入場券は$2から入れます。また、私が所属しているアンコールタイガーFC のホームスタジアムは、カンボジアで5本の指に入るほどの綺麗なサッカー専用スタジアムなので、楽しんで観戦していただけると思います。

新しくてきれいなホームスタジアム
カンボジア人サポーター

【カンボジアプロサッカーと観戦について】
がカンボジアプロ1部リーグに、13チーム加盟している。
プノンペン 9チーム ・ キリボン 1チーム ・ スバイリエン 1チーム。
シェムリアップには2チームあり、両チームともオーナーが日本人。
【Angkor Tiger FC / アンコールタイガー】
【SOLTILO Angkor FC / ソルティーロ・アンコール】  
世界中を見ても、日本人オーナーのプロサッカーチームはたった10~15チームしかなく、そのうちの 2チームがシェムリアップにある。
リーグ戦の中でも、お互いが直接対決する 『シェムリアップダービー』は、お互いのプライドがぶつかりあい、最も盛り上がるゲーム。 さらに両チームの応援団による応援合戦も見所になっている。

【カンボジアサッカー代表監督】
ワールドカップ予選に参加するようなナショナルチームを初め、各年代ごとのナショナルチームがある。
【U-22・U-20・U-18・U-16U-20・U-18・U-16】
GMの本田圭佑氏を筆頭に、全てのナショナルチーム代表監督が日本人というのも珍しい。

Name:原辺 允輝
Yoshiki Harabe
Born: 大阪府 大阪市
Age: 25 Birthday: 1995年7月17日
Work:アンコールタイガー FC
専属トレーナー・鍼灸師
趣味:筋トレ、ゴルフ
※実は野球児であり、日ハムファン
Tel:086 359 078
Mail:y071703221001@gmail.com
Webhttp://angkor-tiger.com/ja/
FBAngkorTigerFC.FFC
—-ワールド鍼灸師・よしき—-
twitter:World_shinkyu
Instagram:_world_shinky_

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