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世界で井戸作り

大学院を出て、日本最古の井戸の掘削会社に就職した。会社は日本政府からのODA(政府開発援助)案件を受け、開発途上国での地下水開発プロジェクト(村落給水)を実施していた。具体的に言うと、安全な飲料水を必要とする地域に、深井戸を掘り、水質調査を行い、安全な飲料水と確認できたら、その深井戸にハンドポンプを設置する。そして修理が必要な深井戸に関しては、修理して再度使えるようにする。そんなプロジェクトを行っていた。

そのプロジェクト員として海外派遣されることが決まった。西アフリカのセネガルに6ヵ月、中部アフリカのカメルーンには2年半、中東アラビア半島にあるイエメンには1年4ヵ月滞在した。そして2001年、カンボジアに調査で初めて訪れ、村落給水プロジェクトに1年半従事することになった。

仕事でアジアを訪れたのはカンボジアが最初の国であった。それまでアフリカや中東で仕事をしてきたが、それゆえにカンボジアの(良い意味での)凄さを感じた。まず、食べ物が普通に食べられる。治安も聞いていたほど悪くはなく、人々も従順でおとなしかった。また、中国系カンボジア人が多いせいか、旋盤、金属加工技術があり、少しぐらいの機具の故障であれば国内修理が可能であった。それまで派遣されていた国々とは明らかに違ったカンボジアの民度の高さと技術の高さに驚かされた。

 

カンボジアで起業。マーケットの移り変わり
カンボジアでの生活。在住日本人たちとの協力チャリティーイベント

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今後のカンボジアと自分の挑戦

たまに日本に帰って思うことは、カンボジアは若者が多く、活気に溢れていているのに対し、日本は老齢化が進みすぎて、街は静かで、このままでは国家として成り立たなくなるんじゃないかということです。これは、ビジネスも一緒だと思うんですが、自分のやっている飲食で考えた場合、やはり若者が外でわいわい飲み食いするような活気が無ければ、この業界、また国としては将来性が無いですよね。

あと、カンボジアの好きなところ、嫌いなところも表裏一体でとにかくゆるいことです。でもカンボジアの人にはもう少し自分の国の将来と言うものを真剣に考えて欲しい。そして日本もカンボジアにもっと人的支援をして欲しいと思います。カンボジアは日本ではありませんから、日本と同じような考えで物事をやっていても上手く行くわけがありません。

自分自身、今後もっと旅行をして見聞を広げたいと思っています。まだ行ったことがない大陸(オーストラリア、南アメリカ、南極)があるので。

ビジネスをやるならアジアがいいです。食べ物も口に合うし、日本にもすぐ帰れるし、時差もあまりないから体が楽だし。将来的には日本半分、カンボジア半分で行ったり来たりしながら、仕事が出来ればと思っています。

 


 

 

青山 尚弘 (あおやま たかひろ)

出身: 福井県越前市

学歴: 愛知教育大学教育学部卒業、同大学院修士課程修了

職業・業種: 焼肉ガーデン四季、櫻亭経営

座右の銘: 一期一会、日々是好日、 初心忘るるべからず

趣味: 写真、サイクリング、ドライブ、音楽鑑賞、DVD観賞、飲酒

カンボジア歴: 2001年初訪問、2003年より在住

ウェブサイト: https://www.facebook.com/YakinikuGardenShiki

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