【シェムリアップ】マッサージ師 原 正寛(はら まさひろ) 通称 ぢゃがいも

関係する日本人

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お金も場所も必要としない「手に職」の仕事

子供の頃は、学校の教師になりたかった。母が中学教師という事もあり、その影響を受け、大学も教育学部に進学していた。

2005年には大学院を中退し、東京に上京した。それからは定職に就かず、様々な仕事をやってきた。派遣、日雇い労働、引っ越しのバイト、インターネット営業など、誰にでもできる仕事ばかりであった。

同年、マッサージの民間資格を取得した。マッサージに興味を持ったきっかけは大学のテニス部所属時代、スポーツマッサージを受けた事であった。仲間と共に、運動後にストレッチなどで体をほぐしあっているうち、自分の体の中のしこりが消えていくのを感じたからだ。資格を取得して以降、今までの仕事に新しく個人出張マッサージが追加となった。それまでの仕事とは違い、自分の技術が必要となる仕事であり、マットを敷けるスペースさえあれば自らの体一つで稼げる「手に職」の仕事であった。ぼんやりと将来的にマッサージだけで食べていけるようになればと考えていた。

2009年、学生時代からお世話になっていた男性がマッサージの店を開業することになった。自分も力になりたいと考え、店を手伝うことになった。最初は歩合制で働き、聞こえ良く言えば自分の好きな時間に働ける個人事業主であった。店舗は軌道に乗り始め、いつの間にか社員として働くことになっていた。社長から海外にも出店したいという話があった。自分自身、いつか店を持ちたい。海外でも働いてみたい。そう考え始めていた時であった。

 

カンボジアでのマーケットリサーチと起業
ブログとユーチューブの影響

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今の自分と今後の挑戦

自分自身のモットーは「生涯青春」である。年齢とか環境とかを考えすぎず、どこにいても自分の周りの人々と一緒に楽しみながら、生活をしていきたい。

カンボジア自体はとても住みやすいし、海外で仕事をしたいという夢が叶いました。良さと言っていいのか分からないけど、1つ目にビザが取りやすいという事、そして2つ目に、在住外国人の数がまだまだ少ないという事が挙げられます。顔を合わせてやる仕事と言うこともあり、繋がっていける社会は自分の仕事にとってとても大事なことです。お客様に満足してもらうことでリピーターとなっていただき、そこから口コミで広がっていく。それって嬉しいですよね。

あと、海外で一回立ち上げるという経験を得たことで、今後はどこの国でもやっていけるという自信も生まれました。

「手に職」と言う仕事。海外で働くうえで、ただ日本人であればいいという時代は終わりとなってきています。自分だけの技術を持った日本人に、海外にどんどん進出していってほしいと思っています。

 


 

 

原 正寛  (はら まさひろ)  通称:ぢゃがいも

出身: 長野県

学歴: 上越教育大学初等教育学科卒業

職業・業種: マッサージ師

座右の銘: 男ならやってやれ

趣味: サウナ

カンボジア歴:2012年6月初訪問、2013年1月より在住

ウェブサイト: http://www.cambodialife.mobi

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