【シェムリアップ】クルクメールボタニカル代表 篠田 ちひろ(しのだ ちひろ)

R10_Shinoda

大学時代と支援意識

20歳だった2004年、バックパッカーとして初めてカンボジアを訪問した。10日間くらいでベトナムとカンボジアの2ヵ国を周った。ただアンコールワットが見たかった、行ったことの無い国に行ってみたかった、それだけの理由であった。大学2年生から4年生まで3年間は、学生団体の一員として途上国支援を行った。学校を建てたり、勉強を教えたり、そんな教育関係のボランティア活動であった。

2006年11月、自分がやりたい事はすぐにやろう、ならば、行動に移すなら今だと思った。内定を貰っていた企業を断り、カンボジアに行く事を決意した。学生時代に学んだことを活かして、ボランティアやプロボノとして関わる方法もあったが、自らがリーダーとなって活動したいと思っていた。それは学生時代にボランティアでやっていた際に、ボランティアだけでは物事がなかなか進まない、続かないと壁にぶつかった経験からの思いであった。人々の寄付に頼らない支援。それは一方的な支援ではなく、お互いが対等な立場として協力し合うことで、持続的に成長していくこと。つまり仕事というフェアな環境を作ることであった。

大学卒業間近に控えた2月、再びカンボジアに訪れた。どうしても今行かなければならない、そう思ったからだ。2週間滞在し、改めて日本と違う価値観や働き方などを見た。素敵だと思った。ここでなら、自分をさらに成長させることができる。そして、何かが出来そうだと感じた。実のところ、その段階ではカンボジアにこだわっていた訳ではなかった。ただ20ヵ国ほど訪れていた国の中から、カンボジアから何かを感じた。そしてまずは現場を見てみようと思い購入したのがカンボジア行き航空券であった。

 

模索。そして伝統医療やハーブを学ぶ
起業から安定するまで

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今後のカンボジアと自分の挑戦

自分の生き方としては、「日々これネタ集め」である。カンボジアで生活していて驚く事や嫌な事、面白い事など、何でもネタとなるものを探して生きていきたい。そういう前向きな感じで良い事も悪い事も受け止めていきたいと思っています。

カンボジアに来て良かったことは、日本にいたら知らなかったであろう色んな考え方や価値観を見つけられたこと。もともと日本の常識や価値観しか知らない自分を破りたかったから海外へと出ました。少しだけですが視野も広がりましたし、それが今は破れたかなと思っています。でも残念なこととして、日本でのサラリーマンが経験出来なかったことです。

カンボジアと日本の大きな違いとして思うのが、日本は成熟社会なので様々な決まりがあって、それを守ることを前提に育てられます。でもカンボジアでは自分で判断していかないといけないし、皆が自分勝手に判断をします。それが面白いところでもあり大変なところでもあります。

そして、カンボジアから日本が学ぶべきこととしては、なんでも大らかにどっしり構えなければ生きていけないという風土と言うか文化と言うか。日本は人間を窮屈にさせてしまう社会の決まりごとや、そんな空気がありますよね。カンボジアはなんでもシンプル。時代に逆行するのは無理だけど、こんな社会もあるんだってことを日本人にも知ってほしいです。

実際、合う合わないはあるけど、どこで生きていてもいいことはある。嫌なことがあった時にそれも修行だと前向きに考えられる心構えさえあればどこでも楽しいんじゃないかな。

 


 

 

篠田 ちひろ (しのだ ちひろ) 

年齢: 30歳

出身: 山口県

学歴: 青山学院大学経営学部卒業

職業・業種: クルクメールボタニカル代表

座右の銘: 日々これネタ集め

趣味: 旅行

カンボジア歴: 2004年初訪問、2008年より在住

ウェブサイト: http://krukhmer.com

100cambodiajapanese-ad