【シェムリアップ】アンコールクッキー創業者 小島 幸子(こじま さちこ)

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アジアで働きたい。カンボジアへ

子供の頃からなりたかった職業は学校の先生だった。そのために教育学部に入るために勉強を頑張っていた。しかし、望んだ通りに人生が回る訳ではなく、結果、商学部で経営を学ぶことになった。

大学時代、中国を旅行した。テレビや書籍で知っていた中国であったが、実際に訪れ間近で感じることでリアルな世界へと飛び込んだ気がした。人々が必死で生きようとしている姿、エネルギーに圧倒された。当たり前のようにレールが敷かれ、そのレールにさえきちんと乗っていれば、決まっている到着点に辿り着く。頑張っても頑張らなくても、ある程度の生活が出来る。そんな日本の社会で生きている自分をアジアの活気の中に置いてみたいとぼんやりと考え始めていた。

1996年、大学を1年間休学し日本語教師の資格を取得した。その頃から海外青年協力隊に興味を持ち、何度も受けたが、その度に不合格の通知が届いていた。大学を卒業し、日本で日本語教師として3年間働いた。そして、日本語教師として、海外求人を行っている会社を探した。求人は多かった。しかし、その多くはボランティアベースであり、きちんと仕事として募集しているものは多くなかった。自分自身、教師として真面目に勉強しキャリアを積んできた。その技術をきちんとした対価を貰いながら行うことで、教師に専念でき、学生にもきちんとした授業を行える。そう思っていた。

1999年、26歳。求人が出ていたカンボジアの日本語学校に応募したが不採用となった。しかし、学校が運営する旅行事業部でなら、採用可能と言われた。そこで働きながら、次の教師枠の募集を待つことができるという事であった。アジアで働くチャンスを与えられただけでも感謝である。カンボジアに身を置きながら、考えてみようと思った。

 

 

ガイド、日本語教師からお土産物屋に転身
次のステージに突入。新ビジネス、持ち逃げ事件、そして10年が経過

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

 

今後のカンボジアと自分の挑戦

もともと、カンボジアで起業をすることにしたのは自分自身へのチャレンジと、雇用の創出がありました。しかし、カンボジア自体が思った以上のスピードで変化してきています。

特にカンボジア人の能力は飛躍的に向上したと感じています。一昔前だと、どんな会社でもただ日本人というだけで、カンボジア人の上に立つというシステムをとっていましたが、マネージメントクラスの意識を持ったカンボジア人スタッフも増え始めており、カンボジアでビジネスをやる以上、カンボジア人を登用したほうが上手く回るケースも目立ち始めています。

常に日本人が上に立って、カンボジア人を指導していると、彼ら自身、やりがいを持てないですし、考えようとすることを止めてしまいます。弊社の場合、在籍するマネージメントクラスの多くはカンボジア人としており、日本人は日本人向けの営業のみとしています。カンボジアにある会社ですから、カンボジア人スタッフだけで回せるような会社づくりを考えています。

また、私自身、カンボジアに活かされて生きていると思ってます。お世話になっているカンボジアに貢献できるように、次のステージは雇用創出から、教育支援へと切り替えていくように考えています。そして、自分の好きなことを学べる環境をカンボジアの子供たちに作って行ければと考えています。

 

 


 

 

小島 幸子(こじま さちこ)

出身: 群馬県

学歴: 横浜市立大学商学部経営学科卒業

職業・業種: アンコールクッキー創業者

座右の銘: 世界平和

趣味: 託児所の運営

カンボジア歴: 1999年より在住

ウェブサイト: http://www.angkorcookies.com/

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