こんにちは。インターンシップ生の櫻岡です。
突然ですが皆さん、「デバター」ってご存知ですか?
デバターとは、アンコール遺跡の壁に彫られている、踊り子たちの女性の像のことです。このデバタ―はアンコールワットの中だけでも2000体はあります。しかし2000体のデバターの表情や髪形、アクセサリーや服装などはそれぞれ異なっていてどのデバターもとっても美しいのです。
「美しい女性が2000人もいる!!」
皆さんどうでしょうか。そう聞いてしまったら2000人の中から自分の好みの女性を選びたくなってしまうのが男なのではないでしょうか!!
というわけで今回、誠に僭越ながら、私の独断と偏見で、
「推しデバター」選ばせていただきました!
2000体のデバターから私の選ぶ推しデバター7体をご紹介します。
下の大体の場所に番号があるので、その番号順に発表します。
まずは第1回廊からの選出。
①第1回廊3人娘
スラっとした長い脚に抜群のスタイル。モデルのような9頭身の体にこの綺麗なくびれ。
言う事なしですね。
この完璧なプロポーションの三人組、「アンコールワットのperfume」と言わんばかりです。
きっと息の合ったパフォーマンスを見せてくれるでしょう。
②ゴージャスデバター
人一倍ゴージャスで目立つデバター。バックの彫刻が他を圧倒する美しさです。
また、凛々しい表情と堂々した姿はバックの派手さに負けない存在感を放っています。
何を聞いても「別に……」って答えそう。
③赤色4人組グループ
とにかく個性的なグループです。こんなにも赤くてピカピカに光っているデバターはなかなかいません。
目立ちたがり屋なのでしょうか、それぞれの我がとっても強いですね。
他とは違う「自分の色」で勝負している感じ、好きですね~。
この赤の着色は、石をコケから守るために塗られたものだそうです。
その後に人に触られることでピカピカに光っているのだそうです。
ちなみに、現在はデバターに触ってはいけませんよ!
④ひっそり並ぶ2人組
このデバターは、第2回廊へ続く階段下から腰をかがめ、上をよくのぞき込まないと見えません。
そのため普通に眺めているだけでは出会えないのです。
美人でありながら主張することなく、ひっそりと佇む姿はとても素敵です。
なかなか会えない分、会えた時が嬉しい。皆さんもぜひ探してみてくださいね。
続いて第2回廊からの選出。
⑤素朴なデバター
このデバターは、素朴な表情がとっても好きです。
他と比べると派手さはないですが、質素な感じが良いです。
ちょっと下を向いていたり、足の向きが顔の向きと逆方向なのは珍しいのだそうです。
ちょっと謎がある感じもたまらないですね。
最後に第3回廊からの選出です。
⑥化粧しているデバター
このデバターはとにかく顔が美しい。色気ある唇に、微笑む表情は素敵ですね。
第3回廊は口紅をしているかのような赤色が顔についているデバターが多いです。
その中でもはっきりとした顔立ちに赤がよく映えていてとっても綺麗です。
この赤の着色も石をコケから守るためのものらしいのですが、第3回廊以外ではこのような赤色が顔に付いているデバターはあまり見かけません。
この理由は石の質によって赤色が残ったり消えてしまったりするからだそうです。
⑦ファッションリーダー的デバター
にこやかな笑顔がとってもキュートなこのデバター。
髪型も個性が強く、手には扇を持っており珍しいです。
個性的でとってもおしゃれ。「アンコールワットのきゃりーぱみゅぱみゅ」かのような時代の最先端を行くファッションリーダーです。
以上で私の「推しデバター」紹介は終了です。
アンコールワットを見学する際、デバターは欠かせないです。
皆さんも自分なりの視点でデバターを見るのも面白いと思います!