【シハヌークビル】ギブグロウ代表取締役社長、元お笑い芸人 川瀬 智広(かわせ ともひろ)

関係する日本人

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日本時代

小学生の頃は学級委員や生徒会長として人前に立つことが多かった。みんなを楽しませ、笑わせることが好きであった。高校入学後にはテレビの世界に憧れた。なにか少し目立つ世界で活躍できればと思いだしていた。

大学に入学して程なく、仲のいい友人たちからお笑い芸人になることを薦められた。それまでうっすらと憧れていた世界だったが今度は本気でお笑い芸人になろうと決めた。一度は大学中退も考えた。しかし、学費を出してくれている親の気持ちを考え、きちんと卒業してからにした。卒業までは将来のネタ作りと話術の上達を考え、ずっとナンパと合コン、そしてパチスロに明け暮れる日々であった。大学を卒業するとすぐに、吉本総合芸能学院(通称NSC)の10期生として入学した。

入学は簡単であった。面接だけで、あとは入学金40万円さえ払えればほとんどの人は入学できた。パチスロで稼いだ金を入学金とし、あとはアルバイトで稼いだ金を学費に充てるようにした。期間は1年間。一学年で五百人程が入学するが、80%近くは途中で挫折し、残るのは百人以下となる。吉本の芸人に対する評価はプロ、アマを問わず、個人の面白さでAからDクラス、そしてそれ以外に分けられていた。通常、在学時はそれ以外のクラスから始まるが、同級生の中には「はんにゃ」や「オリエンタルラジオ」も在籍し、飛び抜けた面白さがあった彼らは在学中にBクラスまで辿り着いていた。しかし、ほとんどの者は卒業した段階でやっとDクラスに入れるような状況であった。Dクラスは、吉本のファミリー的な位置づけであったが、所属ではなく、給与などは出ない。Aクラスになって、やっと所属タレントとなり、タレント名鑑に名前が載るようなレベルである。そのDクラスには同級生や先輩を合わせて八百人から千人が在籍し、月に1回1分、60~80組がネタを披露し、そこからお客様投票によりほんの一握りの者だけがCクラスへと上がれるというシステムであった。

 吉本卒業、そして挫折。アルバイトから年収700万に
退社、そしてアジア視察最中に・・・
カンボジアで一文無し、そして起業

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今後のカンボジアと自分の挑戦

ツアー事業で様々な若者に出会ってきました。日本で就職したほうがいいのか、という悩みを持つ若者も多いですが、それは就職しなくても生きていけるという選択肢、ある意味甘えから出る言葉です。そう言った意味では、カンボジアにはハングリーさがあり、がっつきがある。いわゆる肉食さがここにあり、間近でそれを感じることで自分も成長できます。

日本で閉塞感を感じている人は、日本だけで悩まず、これから伸び続けるアジアを感じてほしい。世界を知ることで可能性は広がるだろうし、日本の価値にも気付ける。海外から日本を見て、日本を知り、日本のために尽くしたいと思える。そうしたら、今まで何とも思わなかった仕事にも興味を持つかもしれない。

自分自身、将来は日本でもビジネスを立ち上げ、毎日世界を飛び回る生活をしていきたいと思っています。ブレたくないのは、日本に何らかの貢献をすること、「海外から日本を元気にする」というビジョン。日本がもうだめだって時に、助けられる会社に成長させていければと思っています。

 


 

 

川瀬 智広(かわせ ともひろ)

出身: 岐阜県岐阜市

学歴: 岐阜県立長良高校、宇都宮大学、吉本養成所東京NSC

職業・業種: GiveGrow Co.,Ltd. 代表取締役社長、飲食、ツアー、マッサージスパ、人材、不動産

座右の銘: 人生一度きり

趣味: 合コン

カンボジア歴: 2012年3月より在住

ウェブサイト: http://givegrow-group.com/

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