Re;【みーすけ日記】猫と一緒にカンボジアから日本に帰る。その2

みーすけ日記

なんで猫っていつでも目の前に立ちはだかるんでしょうか。映画見てるのに。

みーすけです。動物検疫についての続きです。
日本に一時帰国していたため、更新期間が間延びしてしまいましたが、まだまだ内容は続きます。


前回はこちら

1)該当するペットが輸入可能であるかどうか。
2)輸送手段について。(入国手段/日本の場合は陸路はないので飛行機か船)
3)輸出国が指定地域かどうか。

Re;【みーすけ日記】猫と一緒にカンボジアから日本に帰る。その1
みーすけちゅまー。 あ・・・・。 (ちゅまー=クメール語で猫でございます。 〇〇ちゅまーってクセになると抜けないのでご注意くださいませ。) 現在3匹のちゅま様たちと一緒に暮らしております。 実は今、彼らと日本に帰国すべく、...

今回は

4)マイクロチップの埋め込み

これはどの国でも必要な処置となります。
国際標準規格(ISO)11784及び11785のマイクロチップであることが条件です。
違う規格のマイクロチップを装着して空港に到着した場合、読み取りが出来ず、係留対象になる場合もありますので、埋め込みをしてくれる病院にどの規格を使用するのか確認しましょう。(あるいは指定をしましょう)

認識番号桁数は15桁。処置後に病院から番号がもらえますが、これらは申告対象になるので、必ず控えに残しておいてください。(私はシールの控えをもらいました)

病院では首か肩の間に入れることがほとんどです。
少し大きめの注射のような形の機器で2×10mm程度のチップを入れていきます。
処置自体は3分もかかりません。

入れる前にまずお医者さんの処置を見ていてほしいのですが、

・指定ISO規格のものであるかどうか。
・動物に埋め込む前にきちんとチップの読み取りが作動しているかどうか。
・埋め込んだ後にもう一度読み取り確認をしているかどうか。

上記は必ず確認してください。(読み取りの機械は獣医さんが所持しているはずですが、場合によっては持っていないのでそれも事前に確認してください。)

せっかく埋め込んだチップが作動しなければ意味がありません。
これらは自分の目できちんと確認すべきことです。(そうすることで申告の際に安心します。)

 

5)狂犬病予防注射について

これは計2回以上必要です。
そして生ワクチンは認められません不活化ワクチンを使用しているのかをきちんと獣医さんに確認しましょう。実際に使用されるワクチンに不安を覚える場合は、検疫所にメールなどで確認をすることをおすすめします。また、ペットがワクチンに拒否反応を起こす場合もあります(最悪死に至ります。)。過去にそういった事例がある場合は必ず注射前にワクチンの種類を確認してください。

この狂犬病予防注射は効果の有効期限が継続して2回以上受けているかどうかというのが重要になります。
一度も狂犬病予防注射を受けていなければ、一度処置をした後30日以上経過ののちに、再び2回目の狂犬病予防注射が必要となります

1回目の狂犬病予防注射+マイクロチップ

30日後

2回目の狂犬病注射+狂犬病抗体検査

の流れの方が多いです。30日経過せず2回目の注射をした場合は検疫所の許可がおりませんのでご注意ください。どんなにゴネても係留の対象になります。日数の数え間違えなどは本当に注意してください。

以下は、帰国予定をたてる前から狂犬病予防注射をコンスタントに行っていたが、まだマイクロチップを装着していない飼い主さんに該当する内容です。
マイクロチップ装着前の狂犬病予防注射が有効であるかどうかという点ですが、これは条件付きで 許可がでます。

(1)  マイクロチップ装着後、狂犬病予防注射抗体価検査のための採血同日に行う。(マイクロチップ装着前の狂犬病予防注射接種日(0日目)から30日以上経過後、有効免疫期間内に実施。)
(2)  (1)で採血した血清の抗体価検査において、0.5 IU/ml以上の抗体価が確認されたこと。
(3)  (1)及び(2)について、輸出国政府機関発行の証明書に明記されていること。

http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/h220415seidokaisei.html参照

詳しくはサイトなどを参照してください。

6)狂犬病抗体検査

狂犬病抗体検査は検疫所より認可されている指定検査施設に採血したものを送ることで合否が判断されます。認可施設は下記より参照してください。
http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/lab.html
また、カンボジアには施設がありません。というかアジアにありません。
そのため、血を国外に送り証明を得なければなりません。手配等は獣医さんがしてくれますが、サンプルの血を送る施設などの確認はあらかじめしておきましょう。日本で行うよりコストがかかりますのでご注意ください。

採血ですが・・・・。
猫にとって相当嫌なことなのか、かなり暴れました。
私も獣医さんと一緒に抑えていたのですが、かなり深い引っかき傷を負うはめに。
これが3頭・・・正直しんどかったです。

そして180日の待機期間。
採血日を0日とカウントして180日以上。約半年。

これがペットを輸入するにあたり一番時間のかかることなのです。
処置自体はそこまでかからないのですが、この半年がなんとも長い。
今後ペットと一緒に帰国予定のある人は早め早めに動いた方が無難です。

しかし、予防注射も抗体検査も期限があります。
この期限をすぎてしまったり、一度予防摂取の有効期限が途切れたりしてしまうとまた面倒なことに。なのでスケジュールは必ず獣医様と自分自身できちんと管理しましょう。

ミスが起こると猫にも獣医様にも自分にも財布にもダメージを食らいます。
インドから猫を連れてきた人のブログなどを読んでいると、そもそもマイクロチップ?は?みたいな感じみたいで、まだ政府公認の獣医さんがいるカンボジアの方がマシだと感じました。


さて、あとは書類を揃えるだけ!!
しかしこの書類を集めるのが大変。
ただいまこの書類取得のためバトル勃発中。

次回は書類について書いていきたいと思います!
最後まで気が抜けないカンボジアです・・。はあ・・・・。

理由はいろいろありますが、それも次回。ではでは!

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