【住めばカンボジア】清水 雅路さん

美味しい豚肉、安心できるお米を食べたいという思いから事業を興しました。

【BUTA SAN Co., Ltd / CEO KOBE PORKオーガニック養豚・肥料事業】

今の仕事はどういったお仕事ですか？
オーガニック養豚・精肉販売をしています。
半年前からオーガニック肥料の生産も始めました。
年内には肥料ライセンスを取得し販売を開始いたします。
もし興味があればご連絡ください。

【オーガニック養豚事業について】
美味しい豚肉を自分で作って食べたいという思いがあったからです。

当時カンボジアにはオーガニックというものがほとんど無く、だったらここで、「オーガニック豚をやりたい」と思いました。
餌がとても重要で、僕の手掛ける豚には人間が食べるものと同じ食材を与えています。
腸内環境を良くすることが最も大切なので、酵母としてビール、パイナップルを取り入れています。

ここで育てた豚の肉は、≪KOBE PORK≫という名前で販売しています。
飲食店や個人からの直接受注、大手マーケットに卸しています。
機会があれば、召し上がってみてください。

【オーガニック肥料の生産について】
養豚事業を興してから５年がたち、順調に進んでいるので、新事業を始めようと思いました。

オーガニック肥料を選んだ理由は、安心＆美味しいものを食べたいと思ったからです。
そして現在、自作の肥料で稲作をし、そのお米を毎日食べています。

肥料は、植物の育ちをよくするために土に施すものです。
その土地または風土・土壌の質・どんな植物・食物を育てるかにより、肥料成分のバランスが異なります。
より良い肥料を開発するため、調査・研究・実験・試作を繰り返しています。

また地域貢献として、海外・地元を問わず社会見学も受け入れています。
そこでは、皆さんが普段スーパーで手にする前の、精肉の過程や豚がどう育まれるかなどの「交配・分娩豚舎」→「肥育豚舎」→「豚の屠畜」を見ることができます。

また、地元のイベントがあれば積極的に参加しています。

前の仕事はどういった仕事ですか？
夜の飲食業をやっていました。カンボジアでいうところのKTVオーナのおっさんです。

どうしてその仕事をやろうと思ったのですか？
前職と違うジャンルの事をやってみたかったからです。
昔から飽きっぽい性格だったので、前職と似ている業界の事をするとすぐに飽きてしまうと考えました。
新しい世界に入ること、知らないことを知ることをしたいと思いました。

初めてカンボジアに来たのはいつですか？
2015年の5月です。
僕は飲食業の仕事をやりつつも知らない世界を知りたくて、26歳から大学に通い始めました。
そこでお世話になっていた教授が「カンボジア面白いよ」と言うので、すぐにチケットを手配して来ました。

カンボジアに住むことになったきっかけは？
大学卒業後は海外に引っ越そうとなんとなく考えていました。
それを踏まえてカンボジアに来てみて、居心地も悪くなく住めると感じたからです。

実際に住み始めたのはいつ頃からですか？
初めて来てから翌年の2016年6月に再訪しました。
その時３週間ほど滞在してカンボジアでどんなビジネスをやるかを考え決めました。
2か月後の2016年8月に住み始め、まず豚舎を建設。
まだ在学中でしたので、その年の冬に一時帰国し大学を卒業。
そしてまたすぐカンボジアに戻ってきました。

将来は何になろうと思ってましたか？
獣医とバイオリニストです。
動物が好きだったことと、小さいころからバイオリンを習っていたことが影響していると思います。
今気づきましたが、獣医に関しては養豚と近いものがありますね。

高校生のときは、研究者になりたいと思っていました。
一つのことを考えると突き詰めて考えるタイプなので。
今やっている肥料の事業は、まさに研究しながら開発しているので面白いです。

今の仕事での苦労話などはありますか？
早起きが苦手なので、豚の屠畜日に朝起きるのが辛いですね。

カンボジアでの生活はどうですか？
のんびりできて空が綺麗なので気に入っています。シェムリアップは街が狭いのですぐ友人と会えていいですね。ジム、プールなどの利用料も格安です。

コロナ前とコロナ後で違うことはどういうところですか？
飲みに行く回数と二日酔いの頻度が減りました。仕事にはあまり影響ないです。

コロナの状況で気を付けていることは？
カンボジア含め、どの国・自治体のコロナ対策・政策についても批判的な意見を言わないようにしています。

コロナの今どのような生活をしていますか？
家でyoutubeを見ています。腰痛ストレッチの動画を見ながら、ビール片手にストレッチするのが最高です。お勧めのストレッチ動画があれば教えてください。

今後の展開はなんですか？
人に迷惑をかけず楽しく暮らしていきたいです。

旅人に向けてメッセージをお願いします。
どこの国でも同じだと思いますが、カンボジアにも一部交通ルールを守らない、危険な運転をする方がいます。ケガをした時の医療水準は日本に比べて良いとはいえないので、交通事故には本当に気を付けてください。万一事故にあった時の為に、誰に連絡するか、どの様に対処するか等、事前に考えておくことも大切だと思います。

旅の楽しみ・醍醐味と言えば『食』
僕の育てた豚≪KOBE PORK≫を使った料理を提供するレストランも数多くありますので、そちらもぜひ召し上がっていただけたら嬉しいです！

↓↓≪KOBE PORK≫の特徴はこちらでご覧いただけます。↓↓