【住めばカンボジア】臼杵 香さん、臼杵 生さん、臼杵 翠くん

ITの可能性をデザインを通してアプローチをしていきたい。

初めてカンボジアに来たのはいつですか?
2016年に友人が音楽イベントをシハヌークビルで開催するというので来ました。
そのときは1週間ほどの滞在でしたが、カンボジアという国になんとも言えない懐かしさを感じました。
※シハヌークビル:カンボジア南部のビーチのあるリゾート地

カンボジアに住むことになったきっかけは?
日本の学校や教育システムに窮屈さを感じていたので、子どもには日本以外でも生活できるという選択肢を与えたかったからです。
私たちも海外に興味があり住んでみたいと思っていました。
実際移住となると本当に住めるのだろうかという不安も多くありましたので、仕事や子育ての環境などを念入りに調査して、いくつかの条件が重なり合った結果がカンボジアでした。
そしてなんといってもカンボジア人の持つ優しい人柄に惹かれたことも大きな要因です。

また、自分たちのしたいことがここにあります。
今から6年程前、家庭の事情で両親の元で暮らすことができない子供達が暮らす日本の養護施設を見学しました。彼らは18歳になると寮を出なれけばならないと聞き、18歳から自立し誰にも頼らずに働くには手に職があると有利だと感じました。
特に女性でも生涯役立つようなスキルが必要だと感じ、自分たちの技術を使って何か力になれないかと深く考えさせられました。
その時に行動できればよかったのですが、公的機関の手続きなど複雑だったので実際の活動まで至りませんでした。

カンボジアに移住を考えた時に、こちらの現状を知るため何度も渡航しました。
そのときに日本語を学ぶ若者と知り合う機会があり、手に職があったら将来の仕事の選択肢が増え可能性が広がることを感じました。
そのお手伝いをしたい。私たちと一緒に働きながら技術を取得してほしい。そのための準備をしてこちらに来ました。

実際に住み始めたのはいつ頃からですか?
2019年の10月からです。

前の仕事はどういったお仕事ですか?
事務職で8年間勤めていた会社が倒産し、仕事がなくなりました。
それがきっかけで手に職をつけたいと強く思い、それからIT系の仕事をしています。(香さん)

26歳まで西麻布・六本木でバーテンダーをしながら世界を旅していました。
バーテンダーを選んだのは、自分とは別の職種や様々な年齢の方の話を聞けること。世界を旅して見てみたい自分にとって、時間が自由になることでした。
20代後半になりこのままの生活をずっと続けるのは難しいと思い、IT企業に就職しました。(生さん)

今の仕事はどういったお仕事ですか?
主にウェブ制作で、対応業種は幅広くコーポレートサイトから不動産サイト、ECサイトまで、デザインから構築までの全てをやります。最近は動画編集などもやっています。
趣味では自宅やイベントなどでVJやDJをしています。
また好きな絵画を集めてネットショップやマルシェなどで販売もしています。
最近はこれに加えてVRなど色々な表現方法を模索しています。

どうしてその仕事をやろうと思ったのですか?
手に職をつけることを意識して職を選びました。
初めてパソコンを手にした当初、色々なものを制作できる可能性に感動したからです。

今の仕事での苦労話などはありますか?
現在までに20代前半のカンボジア人2人と仕事をしてきました。
語学の問題もありますが、それ以上に環境の違いから意思の疎通の難しさを感じています。
独立してお金を稼ぐためのスキルを「教えてもらう」という受け身の姿勢だと、技術の取得に時間がかかり厳しく指導すると挫折してしまう。
そんな壁に今はぶつかっています。
デザインにもっと興味をもって、IT技術を自ら積極的に取得してもらうにはどうしたらいいかを日々考え模索しています。

カンボジアでの生活はどうですか?
最初に感じたイメージと変わらず、カンボジアの人たちもみんな穏やかだし、気候も良く、風が気持ちいいなと毎日思います。

旅人に向けてメッセージをお願いします。
旅の形は色々とあると思いますが、それまで知らなかった者同士の人生が突如交わり合う瞬間、「自分は今なぜここに居て、なぜこの人たちとお酒を飲んでいるんだろう」ってふと不思議に思う感覚、この感覚がとても好きです。メッセージではなくなっちゃったけど、旅の途中どこかで出会ったら、よろしくお願いします!

※二人で話し合いながらの作業。風が気持ち良いガーデンが作業場。

コロナ前とコロナ後で違うことは何ですか?
基本的な生活にはあまり変わりはないのですが、カンボジア現地での仕事の展開が今はできないことです。

コロナの状況で気を付けていることは?
出来るだけ毎日日光を浴びて、食事と睡眠をよく取ることで基本的な体調を整えることです。

コロナの今どのような生活をしていますか?
これも基本的にはあまり変わらなく、週末は西バライ(アンコールワット時代の貯水湖)やお寺など静かなところで過ごしたり、シェムリアップには美味しいレストランや素敵なバーやカフェがたくさんあるので楽しんでいます。

今後の展開はなんですか?
ITの可能性は幅広く、ITで何ができるか。
カンボジアの若い人たちに、まずそれを知ってもらってITに興味を持ってほしい。
グラフィックデザイン、映像、WEBなど様々なものを制作でき、それは食べていける技術につながります。
食べていける技術取得の手伝いが私たちの目的なので、数ある表現の中から好きなものを見つけて、私たちと一緒に仕事できればいいかと。

今はITの可能性を知ってもらって興味をもってもらえるアプローチを模索しています。
言葉で伝えるよりVJでかっこいいビジュアルを見せたりするほうが早いですし、現在でしたらxRealityなどを使って楽しんでもらったりできるような環境を作れたらと思っています。
趣味がDJとVJなので、音楽と映像を合わせたイベントを開催するのもいいですね。

※ 生さんはDJ、香さんはVJとしても活動しています。


※生さん、香さんが仕事中のとき、翠くんは絵をかいています。
【海の踏切】
「踏み切りの世界」の世界観があり1日20枚は色々な踏切を書いています。

Name:臼杵 香、臼杵 生、臼杵 翠
Kaori Usuki 、Susumu Usuki 、Sui Usuki
Born: 宮城県、東京都、栃木県
Age: 40代、40代、6歳
Work:ロータスデザイン
ウェブ制作、デザイン
趣味:VJ、DJ、写真、旅行、美術館巡り
座右の銘:千里の道も一歩から
Tel:010-386-194
Mail:kaori@lotus-design.jp
Webhttps://lotus-design-siemreap.com/
FBkaori.kurosawa
TwitterLotusDesign3