遊びほうけていた学生時代
学生時代は殆どの時間を遊びに費やしていた。気の合った仲間とクラブや飲み屋に行き、連日飲み歩いていた。こんな楽しい生活がずっと続けばいい、自分たちだけではなく世界中にこんな仲間ができればいいのに。本気でそう思っていた。結果、家にはあんまり帰らず、親とは顔を合わすたびに喧嘩、そして対立。困らせてばかりいた。
短大に入学したばかりの18歳、学校の交流プログラムに応募しフランスに行くことになった。日本人は自分1人の状況の中、様々な国籍の人々と共同生活をした。そんな中、たまたま町で小さな物乞いに出会った。歳は両手で余るぐらい。「先進国のフランスなのに物乞いが居るの?」自分が持っていた先進国のイメージは崩れ、大きな衝撃だけが心に残っていた。
初カンボジアと373プロジェクトの始動
NGOの立ち上げと待ち受けていた試練
「シードオブスマイル」カンボジアへの支援活動始動
NGOとしての意識と心構え
(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)
団体から独立、社会活動家として新たな活動へ。自分の心構えとやるべきこと
NGOの代表としてこれまで村の支援活動と、子供たちのサポートを行ってきました。けれど私たちが「子供たちを支援しなくてはいけない家庭環境」そのものを変えなくてはいつまでたってもこのルーティンは終わらない、という事から根本となる原因を調べたところ各家庭が貧困である事、そして職につく環境が整っていない事が多くの問題の根源である事に気づきました。
そこで、私は団体から独立をし、社会活動家として貧困家庭が安心して子育てをしながら働ける環境作りを理念に、貧困区の母親へ職業を与える技術指導支援をし、母親たちが安心して働ける環境を作るべく託児所の開設を目標に活動を行っていきます。子供たちが支援を受けなくても充分な生活と教育が受けられる環境を作る事こそが、今後の課題。
また皆様のお力をお借りしながら一歩一歩進んでいきたいと思っています。誰もが自由に未来を選択できる、そんな未来を目指して。
加藤 みなみ(かとう みなみ)
出身: 三重県
学歴: 光陵女子短期大学コミュニケーション学科卒業
職業・業種: 社会活動家、NGO SEED OF SMILE元代表
座右の銘: 良きことはカタツムリの速度で動く
趣味: ファッション、カフェに行く
カンボジア歴: 2010年より定期的に滞在
ウェブサイト: http://ameblo.jp/373project/