【プノンペン】トライアジアグループ CEO 横井 朋幸(よこい ともゆき)

P31_Yokoi

学生時代から起業

高校時代からミュージシャンになろうと思い、UKロックのバンドでベースをやっていた。そして、卒業するとすぐにイギリスに渡った。ミュージシャンを目指すために実際にその国で学び、活動をしようと考えたからであった。しかし到着したイギリスは甘くはなかった。6ヵ月の航空券で入国したが、手持ちのお金は10万円しかなかった。物価も高いイギリスでは到着するとすぐにアルバイトをしなければならない生活となった。

アルバイト先の社長は魅力的な人であった。元々大学教授であった彼は脱サラしイギリスで焼きそば屋をオープンしていた。自分は音楽で世の中に貢献しようと考えていた、しかし彼に教えられたのは、世の中を変えているのは音楽ではなくビジネスだという事であった。自分自身、イギリスで何をやりたいのか、本当は何をやりに来ているのか悩み始めていた。Everyone has one life(人生誰もが一度きり)、という彼の言葉をうけ、自分の進むべき道をもう一度きちんと見つめ直そうと考えた。

その時から、この言葉が自分自身の座右の銘となった。将来的に彼のように他人に影響を与えられる社長になりたいと思った。日本に帰国し、専門性を考え会計学校に入学した。簿記資格を取得し、大学で経済学を学ぶことにした。その頃から自分は社長になると決めていた。しかし、実生活では未だアルバイトしかやったことはなかった。

2002年、大学4年生で起業した。当時、世の中では学生起業家を応援する動きが広がっていた。様々な分野の社会人起業家からいろいろな話を聞いた。その話の中から自分自身の武器とできるものは、学生という事だけだと気がついた。自分にできることを模索し、若年層向けの広告、プロモーションを一気に受け入れるベンチャー企業をやることにした。会社は軌道に乗っていった。

アジアで勝負をしたいと考え始めていた。しかし、自分の置かれている現状を考えると、今すぐという訳にはいかなかった。会社自体、学生ベンチャーの流れでやっていたこともあり、どことなく学生的な甘えがあることに気づいていた。まずは自分の中の甘えを消すために、事業を他に譲り、東京に出ることにした。ビジネスの中心は東京である。そこで勝負して、上手くいけば次はアジアに向けて事業展開をする。そう決めたからだ。

2007年、東京でチャレンジをする。その意気込みとは裏腹に、何をやるのかは決まっていなかった。手探り状態の中、東京で出会った友人たちの専門分野を組み合わせた結果、ありそうでなかったビジネスアイデアが生まれた。

それが、大企業・中堅企業向け社会保険料を合理的、合法的に節減するコンサルサービスであった。事業は順調に拡大した。これなら、アジアでも成功できる自信が出来た。

日本に生まれた以上、自分は自分のやり方で、日本を良くしたいと考えていた。そのために若い中小系ベンチャー経営者が海外で挑戦しやすい環境作り、それを作りだすことが日本の活性化に繋がると考えた。まず自分自身が一度体験し、その経験とそこで培った人脈から彼らの支援をする。自分が歳をとった時に、若きグローバルベンチャーの経営者を応援し、輩出することが自分のライフワークにできればという思いであった。そして自分が30代に入ったらそうする。そう決めていた。

 

カンボジア視察。会社売却と新規事業を開始
起業家、経営かとしての自分の意識

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

今後のカンボジアと自分の挑戦

カンボジアでのビジネスは毎日が刺激的です。想像以上に自分のチャレンジがリアルに跳ね返ってくる場所だと感じています。また、思っていた以上に多くの方々(特に駐在している日本人)に応援頂き嬉しく思っています。

自分自身、日本を再び活性化したいという想いが根底にあります。その実現のための手段の一つとして日本の若手起業家がアジアで活躍すること、という仮説が自分の中であり、それを具現化するためにカンボジアで起業しました。カンボジアは最高なので、皆さん是非遊びに来て下さい。

 


 

 

横井 朋幸 (よこい ともゆき)

出身: 愛知県

学歴: 北海道大学経済学部中退

職業・業種: トライアジアグループ CEO

座右の銘: Everyone has one life(人生誰もが一度きり)

趣味: 料理

カンボジア歴: 2009年初訪問、2012年4月より在住

ウェブサイト: http://www.triasiagroup.com

100cambodiajapanese-ad