【シェムリアップ】シェムリアップ淡水魚研究所、アクアリウムケア、ボティアライフ 佐藤 智之(さとう ともゆき)

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家庭裁判所や警察。駅前でウンコ座りをしながらタバコを吸う毎日

周りの同級生と較べて、自分は何か違うのではないか? うっすらとは感じていたが、はっきりそう思ったのが中学入学の時であった。割り算以降の高度な計算は全く出来ず、出来る人が特別なんじゃないかとさえ思っていた。授業についていけない日々。やっとの思いで高校へと入学するも、気が付いた時には警察沙汰を起こし、家庭裁判所にお世話となり、単車を乗り回すという日々、まっすぐに不良の道を歩んでいた。

高校を卒業しても、毎日駅前でウンコ座りをしては大学や短大に進学した幼馴染みを朝見送り、夕方彼らの帰りをお迎えするような毎日を過ごしていた。皆は前に進んでいるのに自分だけが立ち止まっているという悔しさや惨めさを感じる日々。1年程、同じ生活を繰り返していた時、ふと自分の部屋にあった本が目についた。高校時代に図書室から拝借してほったらかしにしてあった淡水魚図鑑であった。手に取り開いた時、子供の頃、プロの釣り師になりたかった事を思い出した。

なんとなく自分が進むべき道が見えてきた気がした。どんな形でもいい「魚」に関連することを学び、仕事としたい。そんなタイミングで見つけた大阪の水産学校へと入学した。基礎的な水産増養殖学を学び、希望していた水族館での仕事が見つかった。

 

社会人としての水族館での仕事とインドシナの魚の洗礼
カンボジアに来るための貯蓄、カンボジアでの生活と活動

(こちらの記事は書籍版でご紹介しております)

 

自分の意識と今後の挑戦

「やりたいことはゴタゴタ言わずにやってみる!頭でイメージできたものは必ずできる!」。小さい頃から興味を持ったものは何でもやってみないと気がすまない性格でした。それが、今に繋がっています。そして、やりたいことは行動に移し、一人でも多くの人にそのことを話すようにしています。それにより自分の中でもより鮮明に計画が整理できます。また、人に話した以上、後に引けなくなるからやらざるを得ない。一つ一つゆっくりやって行けばいいんです。

また、目の前に大きな問題が立ちはだかることはあります。でもそういった壁はその時の自分に見合った高さの壁であるからこそ壁だと感じられるんです。それを良いプレッシャーと捉えてトライするようにし、その壁を乗り越えられれば次に来る壁はまた超えられると信じています。

私たち夫婦が、カンボジアで生きていくために欠かせないものと思っているのが様々な方々との出会いです。この4年間、お客様や友人など、様々な方に助けられてきました。狭い町だからこそ日本人同士で支え合う。そうやって、ここまでやって来る事ができました。いつも前向きな姿勢で「楽しむ」気持ちを前面に出し、周りの人々を大切にし、感謝の気持ちを忘れずにカンボジアで生活をしています。そして今後もそうしていきます。

幸か不幸か、カンボジアにはまだ水族館と呼ばれるような施設がありません。今後、水族館ができる時に「魚なら佐藤さん!」と声掛けしていただけるような人間になっていたいと考えています。そのためにも日々の積み重ねが大切ですので生活を支える食堂経営を柱として、魚調査の結果を魚図鑑として形にし、個々の研究テーマである絶滅危惧種の人工繁殖プロジェクトなど一つ一つ結果を出して準備をしていきたいと思っています。

 


 

 

佐藤 智之 (さとう ともゆき) 

出身: 神奈川県

学歴: 水産学校卒

職業・業種: シェムリアップ淡水魚研究所、アクアリウムケア、ボティアライフ飲食自営業

座右の銘: 何事もやってみる!創造力を大切に!

趣味: 魚釣り、単車乗り

カンボジア歴:2000年初訪問、2010年より在住

ウェブサイト: http://cambodia-fishes-life.blogspot.com

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