【インターンシップブログ】俺の相棒〜カンボジアのバイク事情〜

インターンシップ

*この記事はくろまる短期インターンシップによって架空の雑誌を想定して制作されたものです。

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バイク大国カンボジア。無数のオートバイが道を覆う様子は、日本では見られないカンボジアの魅力の一つともなっている。今回はそんなカンボジアの人々にとって相棒ともいえるバイク、そして彼らの生活について地元のドライバーたちに話を聞いた。

日々バイクと共に市内を駆け回る彼らの物語を紹介したい。
2016年より125cc以下のバイクは免許の保持が不要になり、ドライバーの運転試験が免除されることがカンボジア政府により可決された。また、その運転可能な年齢も16歳から15歳に引き下げることとなった。カンボジアにおける交通事故の約80%がオートバイによるものだということもあり、可決に至るまでにはその規制緩和の危険性も指摘されていた。しかし法律改正によって生活の幅が広がることでより多くの国民の生活が豊かになるとの期待もあり、フンセン首相はこれを「人々へのギフト」としている。 都市部においてのバイクの普及率は、自動車が約16%なのに比べおよそ67%にものぼる(日本統計協会調べ)。その用途は観光タクシー、子供の送り迎えや重い荷物運びから屋台まで、様々な目的に至る。街中を歩いていれば老若男女問わずカンボジアの人々にとってのバイクの重要性が伺えるだろう。
そもそもなぜこれほどまでにバイクが普及しているのかというと、それはカンボジア市内における公共交通機関の設備が関係している。長距離バスは多くの会社が運航しているものの、市内では公共交通機関はほとんどなく、日本のような電車やバスは存在していない代わりに活躍しているのが乗合のミニバスや乗合タクシー、近距離であればトゥクトゥクやバイタクシーである。
その中でも特に目を引く…というよりも袖を引かれるのは、トゥクトゥクという観光タクシーだろう。

トゥクトゥクとは東南アジアや南アジアを中心として普及している交通機関で、各地によってその呼び名や見た目は変わるが、その利便性と風を感じることのできる颯爽感からどの国においても観光産業としてとても重要な役割を担っている。 トゥクトゥクと聞くと、タイで走っているような元から三輪車として設計されたものを想像する人が多いかもしれないが、カンボジアではドライバーがバイクとリヤカー、そして接続部分の金具を別々に購入し、自らで組み立てている場合がほとんどである。自分で組み立てデザインまで施したトゥクトゥクは、ドライバー達にとってかけがえのない商売道具であり、相棒なのだ。

 

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名前:Hongさん
車種:新車 HONDA DREAM
詳細:バイクが$2000とトゥクが$700。すべて新品で$3000でした。
物語:友達とトゥクの売り買いとかもしています。

 

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名前:Sokhaさん
車種:中古HONDA DREAM
詳細:$550で購入。
物語:5人の子どもと優しい奥さんに囲まれて、とても幸せです。

 

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名前:Sarithさん
車種:中古HONDA WAVE100
詳細:トゥクはローン払い。名前は通称岡村さん。
物語:深夜にトゥクを使う観光客もいるので、夜はトゥクの中にハンモックを張って寝たりしています。

 

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名前:Phansocheaさん
車種:新車 HONDA DREAM
詳細: $2000の分割払い。
物語:生活は大変だけど、母の家に預けている息子に会いに行く時が一番幸せです

 

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名前:Seng Vann Sethさん
車種:新車 HONDA ZoomerX
詳細:新車で$2200。分割払いで払っています。3人家族で2台のバイクを持っています。
物語:奥さんとは仲良し。休みの日はアンコール・ワット周辺をトゥクでドライブします。

 

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名前:ジャムラーさん
車種:中古 HONDA DREAM
詳細:AUDIのデザインは自分で書いた。お客さんもみんなAUDIは好きだからね。
物語:カンボジアでお化けはみたことないなぁ。

 

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名前:Heng Sopheals
車種:新車 HONDA DREAM
詳細:お父さんからのプレゼント。
物語:奥さんとは仲良しで、よく買い物にも行きます。

 

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名前:セイラーさん
車種:新車 HONDA WAVE:RSX110
詳細:$1270で購入。
物語:まだお金を貯めている途中なので、大好きなお酒は我慢しています。 

 

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名前;ドラ○モン
製造:?
詳細:ディズニーシーならではの!などの謎の日本語が書かれている。カンボジアではそこそこ流通しているらしい。
物語:バイクの量に比例し、カンボジアではバイク修理屋やパーツ屋、デコレーショングッズの店まで数多く存在している。

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