お笑い好きな関西人がアンコール遺跡に行ってみた

インターンシップ

こんにちは。インターンシップ生の副島です。今日のテーマはこれです。

「関西人がアンコール遺跡にツッコミをいれてみた」
実は私、関西在住で根っからのお笑い好き。日常生活でもついボケたりつっこんだりしがちなんです。アンコール遺跡で見つけたさまざまな「なんでやねん!」をピックアップしていきたいと思います。関西の人、必見ですよ~!

はじめに基本情報について。「アンコールワット」とは「お寺の町」という意味。12世紀(日本では鎌倉時代当たり)にスールヤヴァルマン二世によって創建されたヒンドゥー教の遺跡です。南北約1300m、東西約1500mなので甲子園球場に換算すると約150個分の広大な遺跡です。ではではさっそく突っ込んでいきたいと思います。

まずはこちら。

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お触りOKなの!?

そう、このアンコール遺跡、日本のお寺なら考えられないような場所に登ったり触ったりしての撮影が可能なんです。デバター(女神の彫刻)に触ったり遺跡の中に入ることもできます。もちろん入ってはいけないところ、触っちゃいけないところもあるのでそこはガイドさんに聞いてみてください。

次にこちら。

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めっちゃ途中やないかい!!

遺跡を巡っていると目に付く、彫りかけの彫刻。アンコールワットは完成してからも色々な王様が手を加え、権力の象徴になっていました。このため王様が変わると彫刻も中途半端になってしまったみたいなんです。せめてキリのいいところまでは作らせてあげて~!

作りかけと並んで気になった物がこちら。

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落書かれてますね。「俺参上!」と言わんばかりに。写真上のものは日本人の落書きで、江戸からやってきた森本右近という人物によって書かれたそうです。ちなみに江戸時代は絶賛鎖国中。彼は「左近」という偽名を使ってはるばるとカンボジアまでやってきました。身分を隠していたにもかかわらずこの堂々とした落書き。彼はなかなかロックな人物だったようです。

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次はこの写真。石に穴が開いています。一説によると、これはアンコールワットを建てる際に出来たものだそうです。プノンクーレンという遠くの山から石を運ぶ際、このように穴を開けて、ゾウに積んで持ってきました。広大なアンコールワットを建設するほどですから、相当な量です。さらに、ゾウのテラスでは、戦うゾウのすがたや、人々の生活に従事するゾウの姿、また調教されるゾウの姿が忠実に描かれています。これだけ言わせてください。
ゾウ酷使されすぎやろ!!

先日から開催されているWBCの日本代表守護神、牧田投手を彷彿させるような酷使具合。当時のゾウにも牧田投手にもぜひ頑張ってほしいと思います。がんばれ侍ジャパン(違うか)。

ゾウも牧田投手も酷使されていますが(いつまでネタ引っ張んねん)、観光客の心臓も酷使されるのがこちらの階段。

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左はアンコールワット内の第三回廊、右はアンコール遺跡群の一つ、プレループの階段なのですが…とにかく急。めちゃくちゃ急。見るだけでも心臓破り。しかし一発気合いを入れます。
「やってやろうじゃねえかよこの野郎!」

年末のとんねるずさんの人気番組、「リアル野球盤」に出演した日本ハム杉谷選手に負けないくらいの掛け声とともに一歩また一歩と登っていきます。へとへとになって登り切ると広大な景色。一見の価値あり。しかし私は忘れていました。登ったら次は下りなければならないこと。

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ひぃ。

ガイドさんと助け合いながら、下を見てはひいひい言いながら降りました。怖かった…。

そろそろ神話の方にもツッコミを入れていきます。私が一番気になったのはナーガという半神半獣。天国と下界をつなぐ架け橋のような存在です。地元の人々には畏怖の対象というよりも親しまれているような神様です。しかしこの方、扱いが非常に雑なんです。

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「乳海攪拌」というお話で神々と悪魔に綱代わりにされたり…

プリアカンという遺跡ではガルーダにのしかかられていたり…

ガイドさん「仲良しですね」
私「うそつけ!!」
いくら不老不死とはいえ、ねえ…。がんばれナーガ、負けるなナーガ。

閑話休題。アンコール遺跡ではさまざまな美しい女神の彫刻、通称「デバター」にも会えます。中でも思わず「クセがすごい!」とつっこんでしまったデバター達がこちら。

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テッカテカ。秋恵姉さんか。
吉本新喜劇の油芸(?)で有名な女芸人さんを彷彿するテッカテカ具合。観光客に触られてこうなったそう。いやいやみんなどこ触っとんねん。

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見事なシェー。おそ松くんか。

イヤミ先生もびっくりなキレッキレのシェー。昭和のギャグはすでに12世紀のカンボジアで先取りされていた?

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ちがう!ツッコミのキレはもっとこう!びしっと!!
…はっ失礼しましたついつい取り乱しました。ネタ見せ中の若手コンビに見えませんかこのデバター?えっ見えない?

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ガイドさん「副島さんに似てますね、このデバタ―。」

…えっ!?似てる!?
タソムという遺跡のデバターは他の子たちより狐目なのですが、似てるのでしょうか…うーん…。

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最後はこちら。あの人に似てませんか?二年前くらいに話題になった号泣市議…。

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あのポーズでツーショット。

デバターやナーガだけではなく、仏教の観音様の彫刻も多いというニャックポアンという遺跡。

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なんだか門小さくない?…さあみなさんご唱和ください。「顔がでかいからや!!」

観音様のお顔はでっかく、偉大さを表しているのでしょうか。表情も相まってついつい言いたくなりますね。

 

最後に、アンコール遺跡群には、数多くの自然に壊された彫刻、門等があります。140343140351

こちらの遺跡も木が枯れたら一緒に崩れてしまうそう。自然と人の営みの共存、というより、人は自然にはかなわないということでしょうか。散々つっこんだりいじったりしてしまいましたが、最後くらいは良い話風に終わりたいと思います。

以上!アンコール遺跡にツッコミを入れてみた、これにて終了です。ご清聴ありがとうございました。

 

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